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2010年8月31日 (火)

死後事務委任契約のための信託

 昨日、個人信託に関して書きましたが、日経の個人信託の記事にも少し記載されている死後事務委任契約の信託について今日は書きます。

 人は必ず死ぬものですが、自分のお葬式をきちんとやってくれるという保障がない場合もあるのですよね。家族がいればいいのですが、家族が物理的にいない場合もあるし、ココロの距離が遠すぎる場合もありますし。

 後見制度もあるのですが、後見業務は本人が亡くなった時点で終了します。死後事務委任契約を結ぶことにより面倒を見てもらうことは可能なのですが、お葬式代分のお金を事前に預けてもきちんとお葬式をやってくれるかどうかわからない。なにせ、預けた本人がこの世にいないのですからね。そこで、お葬式の代金等を預かった事業者が委託者兼受益者となってお金を信託し、相続が発生したら、委託者の指図により葬儀代を支払うというようなスキームの信託があるようです。

http://www.j-escrow-trust.co.jp/img/topics/topics20100723_01.pdf

 これは、委託者兼受益者が事業者(死後事務受任する者)であるスキームですが、同様のスキームは、

 ご本人が委託者になり、生前の受益者はご本人とし、相続が開始されたら、相続人が受益者となる。そして、指定された者の指図により、信託財産から葬儀費用が支払われる。というようなこともできますね。

この信託、信託財産がいくらくらいからOKなのでしょうか? 1,000万円からなんていっちゃうと、信託しちゃおうという人はぐっと減るけど、100万円からとなると、結構、ニーズがあるのではないかなあ。

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2010年8月30日 (月)

個人信託

 日曜日の日経のマネー生活に「個人信託」知って一安心 老後の財産管理・死後の資産承継というでっかい記事があり、ちょっと驚きました。

 信託というと、普通のひとにとっては投資信託くらいしか思い浮かばないけど、投資信託は、信託の中の特殊系。 信託というのは、資産を誰かに預けて、運用等してもらい、利益を誰かにわたすようなしくみで、いろんな応用ができる優れもの。

 この優れたしくみを高齢化時代の資産管理に使えないか。いま、ある成年後見制度と組み合わせることにより、より、高齢者の老後の資産防衛や、相続後の資産承継に役立てるのではないかというようなこと。

個人信託というのは、受託者が信託銀行や信託会社でなく、それこそ、家族の誰かが受託者として資産を預かるような信託。信託というのは、信託銀行じゃないとできないわけじゃない。

家族が資産を預かりきっちり管理運用してくれるならいいのです。ただ、受託者といえども人間であり、目の前に莫大な資産があり、自分に運用が任せれたとなると、ねこばばしたくなりような欲求にかられることがあるかもしれません。信託というのは、委託者と受託者の信頼という無形の力が基盤となっているけど、それが裏切られると壊れてしまうところもあります。だから、個人信託もいいけど、万が一リスクを考えると、ビジネスで信託をやっているところに預ける方がいいかもしれない。でも、手数料というか信託報酬が高いし、信託財産が少ないと引き受けてくれないし。。。。。。。。。。。。。。

でも、いろんな人があーだこーだといいながらも、メリットが理解され、実例がでてくると、個人信託というか個人向けのオーダーメード信託は広がると思いますね。5年後、10年後、このブログが続いていたら、個人信託というか高齢者向けの信託について、いろいろな情報が集積されているような予感がします。

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2010年8月25日 (水)

老人ホームに入居した場合の費用

 先日、高齢者住宅の勉強会に参加してみました。私自身は、まだまだ、高齢者には程遠いのですが、今後のことも考えて、とりあえず、小さな第1歩です。

 そのときに教えてもらった自分なりに重要だなと思ったことはいくらくらいの費用がかかるかということ。

 たとえば、70歳で一介護つき有料老人ホームに入居し、90歳までいらっしゃった場合

当初の入居金や介護一時金に月額管理費、介護状態になった場合の費用を合わせてだいたい8,000万円強  年金収入や預貯金があわせて1億円くらい(年金収入が月20万円くらいあるならば、5,000万円くらいの預貯金)必要になるみたいね。

 たとえば 85歳で介護型ホームに入居し、90歳までいらっしゃった場合

入居金や月額管理費用、介護費用あわせて3,000万円弱の費用がかかる。

 とにかくお金がかかる。ねんきん定期便を読んで、金融資産をいくらためないといけないのか常に頭にいれておかないとね。

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2010年8月24日 (火)

ねんきん定期便

 先日、ねんきん定期便に関して勉強をする機会を得ました。 そして、改めて自分のねんきん定期便を読むと、これって、いろんな情報が満載されている資料ですね。

 少なくとも、年金がいくらもらえるかという情報が入っていますから、これに基づいて晩年の収入の計画が立てられます。たぶん、これだけでは、生活が難しいから、追加でいくらぐらいのお金が必要になるのかも大体計算できます。これは、ありがたいですね。

 そして、面白いのが、厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況。自分の過去の給料の歴史がわかります。そうすると、数字の向こうで起こった出来事が走馬灯のように流れ、、、、

 勉強会で教えてもらったのですが、年金の未納が問題で、年金が破綻するのではないかといわれることもありますが、実際の年金の未納者は全体の5%程度であり、これをもって破綻にいたることはないようです。

 とはいっても年金財政がうまくいくためには経済成長が不可欠だそうで、これが一番の問題といえば大問題。

 また、年金改革といっても、当分は現行制度が続くそうですので、新たな制度がどうなるかと考えをめぐらす必要は、庶民には当分ないようです。

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2010年8月23日 (月)

朝からつけめん

金曜日の日経で、「(消費の現場)つけめん、出勤前にがっつり」という記事があり、早速、金曜日にJR東京駅構内の八重洲口側にある人気つけめん店「六厘舎(ろくりんしゃ)」に出かけました。

 八重洲口のB1Fにあるのですが、大手町から歩いていったので、結構、遠かったです。到着が815分くらい。既に行列が。記事にもあるようにサラリーマンが多いですね。私は、20分ほど並んで席につきました。820日はまだまだ夏休みだったから20分待ちで座れたのかもしれません。

 朝の場合は、つけめん580円 か、定食(つけめん+ごはん+納豆+生卵)720

みたところ、お客さんは8:2の割合でつけめん単品を食ってましたね。

 記事によると、朝のつけめんは、通常よりも つけ汁は薄味、麺も細めだそうですが、実際に食った感想としては、ぷりぷりとしっかりした麺であり、薄味といっても濃い味で、腹いっぱいになります。次に訪れるときも、定食は注文しないだろうね。昼ごはんスルーしちゃうくらいの腹持ちがしましたし。

 東京駅八重洲口B1にはラーメンストリートといって、数店ラーメン店が並んでいるのですが、朝からラーメンは、六厘舎さんだけかな。商売うまいと思う。日経にも掲載されたし。

注意点は、行列ができるので、仕事前に食うときは、行列の時間を考慮する必要があるということ。

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2010年8月20日 (金)

株式の評価損と清算損

平成22年の税制改正でグループ税制が導入され、100%関係会社間の取引は譲渡損益が繰延られることとなりましたが、これだけでなく、いろんな方面で改正の影響がでています。

そのうちの一つが、100%子会社が清算した場合の清算損、つまり、株式の帳簿価額を損切りすることから生ずる損失は、税務上の費用とならないけれど、その子会社の持っている欠損金は親会社に吸い上げてもいいよということです。

さて、株式の帳簿価額を切り捨てるのは、清算する時点だけではありません。従来から株式の評価損ができるケースが通達で定められていました。

919 令第68条第1項第2号ロ《上場有価証券等以外の有価証券の評価損の計上ができる事実》に規定する「有価証券を発行する法人の資産状態が著しく悪化したこと」には、次に掲げる事実がこれに該当する。

(2) 当該事業年度終了の日における当該有価証券の発行法人の1株又は1口当たりの純資産価額が当該有価証券を取得した時の当該発行法人の1株又は1口当たりの純資産価額に比しておおむね50%以上下回ることとなったこと。

この通達まだ生きていますよね。

たとえば、子会社の業績が悪化して評価損を計上する。帳簿価額1円だけ残す。この時点では、清算なんて考えていない。そして、歳月がながれ、やっぱりだめだということで会社を清算する。その時点で、清算損は1円生ずる。

そうすると、最初の評価損の計上が税務上のOKだったら損金となる。備忘価額1円の清算損は損金とならない。でも、欠損金は引き継げるということになるのか、否か。

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2010年8月19日 (木)

塩野七生さんの日本人へ リーダー篇

 またまた、昨日、移動中の読書用として塩野七生さんの日本人へ リーダー篇を買って、はらはらと読んでみました。

 ココロに止まったところをちょっとだけ

 絶対感覚が必要な職業の人(芸術家だけではない、税理士もそうかもしれない)

は、

 鈍化は死活問題。 作家だったら本がうれなくなる。

 磨くことと反省を怠らないことの2つを常に行っていなくぁい限り、習得も維持もできない。

 自己反省は、絶対に一人でなさなければならない。決断を下すのも孤独だが、反省もまた孤独な行為である。

 カエサル

 

 人間なら誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと思う現実しか見えていない。

 そうなんだよね。みんなが見ている世界は同じようで、見ている人によって違う。だから、情報を手に入れたとき、その情報の内容が何かもさることながら、誰が伝えかを理解する必要がある。なぜなら、その情報はその伝えてによってバイアスが必ずかけられているから、その部分を調整してみないと間違った判断をしかねないもんね。

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2010年8月18日 (水)

観光立国 日本の戦略を問う 目標は年間1億人

 今朝の日経の経済教室は、額賀信 ちばぎん総合研究所会長の「観光立国 日本の戦略を問う 訪日外国人数、目標高く 

 ポイントは、訪日外国人を2020年初めまでに2500万人、将来的には3000万人まで伸ばすという数値目標では、観光産業がGNPを押し上げる効果はたいしたことがない。

だから、目標を高く設定し、「20年に5000万人、将来的には1億人」という目標を掲げててがんばれば、経済効果抜群なんだけどね。

 うーーん 理想としてはわかるのですけど。

 この原稿で、教えてもらったのが、訪日外国人の地域偏在。ようするに大都会に宿泊する傾向が強い。空港が大都会の近くにありますからね。外国人の方が都会での宿泊日数を1日でも地方に振り替えると地方の活性化につながるということかな。

 たしかに、ニセコに多くの外国人がやってくるといっても、冬に限られますしね。年中やってくるのはどこかというとやはり大都会でしょうね。ショッピングも便利ですし。

 年中地方にも外国人がきてもらうようにするためには、地方の日本の情景を楽しみ生活にふれることが面白いというような宣伝をして、近代的ホテルを乱立させるよりは、いまある旅館や民家を改装して彼らに泊まって、日本を楽しんでもらうというような方向にもっていった方がいいと思います。人工的に観光地を作り出しても、お金がでていくだけでうまくいかないと思うんだけどねえ。

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2010年8月17日 (火)

ばななの自販機

今朝の日経に ばななの自販機の話題が載っていました。

渋谷の駅近くのばなな自販機は、1390円、1190円もするのに、1ヶ月に2,500本以上売れたようです。

なぜ、ばなななのか。

ばななは、剥いたらすぐ食える。食べやすく、おいしい。

ばななに含まれた栄養素が、体にいいという情報が広まった。

歩いていて、小腹がちょっとすいた時、ちょっと疲れたとき、ばななの自販機が目に留まったら、なんだろうと思って近づき、1190円でも、ま、いいかと思う。

自販機のばななを食べたというネタは新鮮なので、いっちょ自分も食ってみっかという気持ちになる。

いまのところ、東京の稲城市、渋谷、銀座の3箇所だそうです。

このばなな自販機は、ドールという会社が提供していますが、ドールという会社は、調べたところ、アメリカ系の会社で、売上709億円(200912月期)で、社員数170

1人頭の売上高は4億円強。どのくらいの利益がでているのかは存じませんが、優良企業のような感じね。

ドールだからできたビジネスなのかもしれませんが、この自販機の発想。思いついた人も凄いけど、採用を決めた会社も凄い。トライアルでやってみて、ばーっと宣伝して、効果を計ってから全国展開するのでしょうね。

そのうち、みかんの自販機、いちごの自販機なんてでてくるかもしれませんね♪

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2010年8月16日 (月)

池上彰さんの「伝える力」小説を読もう♪

昨日、帰省帰りの新幹線の車中で読もうと思って、ベストセラーの池上彰さんの「伝える力」を買いました。

 サントリーモルツの500ml缶をぐびぐび飲みながら、読み始めました。浜松あたりから新横浜あたりまでの記憶はありませんが。

 さすがに、ベストセラーだけあって、非常にわかりやすい。この本にあるように、池上さんは、原稿を書き、ちょっと寝かして推敲し、音読していらっしゃるのでしょうね。

 この本の中で印象に残ったところをちょっとだけ書き留めます。

 先日、ブログでファーストクラスのお客さんは、本を10冊くらい買って機上で読まれるらしいが、その本はビジネス書ではなく、歴史書や古典のようあり、これはおそらくメンター探しのような一面があるからだと書きました。

 池上さんは特にジャンルに拘らず小説を読めというようなことをおっしゃっています。

小説から何がゲットできるのか?

 読者を文章に引き込ませ、イメージを膨らますためにはどのように表現すればいいのかを、よい小説は教えてくれます。

 小説をたくさん読むことにより、実際には体験できないことを、バーチャルで体験できます。その結果、人間に幅を持たせることができます。

 ボキャブラリーが豊富になります。

 そして、ファーストクラスのお客さんが、ココロを挽きつけた文章に出会ったらメモをとられるように、池上さんも、メモ(これは小説に限りませんが)をとることの重要性を最後に書いていらっしゃいます。

 「思いついたら、すぐにメモをとる」ことで、アイディアや企画案は蓄積され、「伝える力」はパワーアップされていくことでしょう。

 なるほど、そうだったのか♪

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2010年8月13日 (金)

紀文堂の七福神人形焼

最近、手みやげを持って、いろんな方のところに訪ねる機会が増えてきました。手みやげに何を買えばいいのか。これって、悩みだすと、結論がなかなかでないのですね。

 虎やの羊羹を持っていけば、必ずいいというものでもない。

 手みやげの店を紹介している本はないかなと探して Amazonで岸朝子さんの「東京 5つ星の手みやげ」を購入しました。

 銀座・日本橋エリア、神田・本郷・根津エリア、浅草・上野・向島・亀戸エリア、赤坂・青山・虎ノ門エリア、新宿・渋谷・板橋・世田谷エリアに分けて、それぞれのエリアでお薦めの店のお薦めの品をカラーで紹介しています。

 信託大好きおばちゃんは、麻布十番に用事があったので、麻布十番でいいお店がないかなと探してみました。

 麻布十番地域では、豆源の豆菓子、白水堂のかすてら、たぬき煎餅の直焼き煎餅、紀文堂の人形焼き、浪花家の鯛焼き、いずれも、和菓子系で、いろんな本で紹介されているお店屋さんばかりです。この中では、豆現さんにお世話になったことがあるのですが、今回は、紀文堂さんに行ってまいりました。

 前々から知っていたのですが、レトロ感のある小綺麗な店ですね。今回は、手土産用(箱入り)+自分用の人形焼きを買いました。 

 この人形焼き、茶色の七福神の顔をしていて、なんとも愛嬌があってかわいい。小ぶりで、ポンと口に入れると 上品な甘さが広がって おいしいです。 もう一個♪ すぐに手が伸びますね。

 賞味期限が4日くらいですから、食べる方の人数を勘案して買っておくのがベターです。

 この人形焼きは、北海道十勝産の小豆を使用した飴がはいっており、生地を作るのに水はほとんど使わず、砂糖とハチミツを加えてたっぷりの卵で溶くようです。

 ということで、手みやげ用に買った人形焼きですが、自分用にも十分に味わえるお菓子でございます。

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2010年8月12日 (木)

東京スター銀行のマンションでも使えるリバースモーゲージ

今朝の日経に「自宅担保の老後資金融資 年金・退職金と合わせ活用 マンションも一部で可能に 金利上昇リスクも」

という記事があります。

リバースモーゲージ 老後資金を自宅を担保に捻出し、相続が発生したら、自宅を売却して弁済するというしくみ。

リスクとして、金利が上昇したり 担保価値が下がった場合は、予想していたよりもお金を手に入れることができなくなってしまうというような場合もある。

また、従来のリバースモーゲージは、戸建中心で、マンションはだめだったけど、60歳台以上のマンション世帯主は約4割にまで増加、マンション世帯主の約5割がマンションに永住を希望していらっしゃるらしい(国土交通省 平成20年度マンション総合調査)

そこで、東京スター銀行がマンションもリバースモーゲージの対象にしたというプレスリリースが83日になされました。

http://www.tokyostarbank.co.jp/profile/pdf/100803.pdf

自己名義のマンション担保で 融資極度額は500万円以上5,000万円以内(一戸建ての場合は1億円以内)

55歳から80

毎月の支払いは利息のみで、預金連動型

融資は一生涯続く

ただ日経の記事によると 借りられるのは、評価額の5割程度まで  1億円のマンションでも、5,000万円も借りられないということでしょうね。

マンションのリバースモーゲージに関してもニーズはそれなりにあると思います。他の金融機関も出てきて、競争し、よりよい条件の商品ができてくることを期待している人は多いだろうね。

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2010年8月11日 (水)

ファーストクラスのお客さんの特徴は

2010.8.9.16の日経ビジネスをぱらぱらっとめくって 美月あき子さんの「機内読書で心の旅」が目に留まりました。

 ポイントだけ

 ファーストクラスのお客さんは、本を10冊ほど持って機内に入ってくる人が多い。

 その本の中身は ビジネス書じゃなくて、歴史書であり、古典であり、

 ファーストクラスのお客さんは経営者層が多く、彼らは思った以上に孤独でわからないことにぶち当たったときの相談相手を探しているのではないか

 そして、読書をしながら頻繁にメモをとっていらっしゃる。これっと思うものがあったら、すぐメモ。

 メモをとらないと、どんな優れた着想も泡と消えてしまいますから。

 ビジネスクラスのお客さんは、飛行機の中でもがつがつ仕事をしていらっしゃるようですが、ファーストクラスのお客さんは、がつがつ仕事はしてない。まあ、立場的に、仕事をこなす人ではなく、決める人ですから、でも、決めるためには、クリアな判断力が必要であり、そのために必要な情報を集める最適手段は、やはり、本なのかもしれません。

 でも、ファーストクラスに乗ってヨーロッパ往復できるくらいのお金があったら、一生分の本+ニトリの本箱 いや、これからは電子ブックを買うよと思う信託大好きおばちゃんは、永遠にファーストクラスの客になって、スッチー(なつかしい言葉)に、○○さまと呼ばれてサービスを受けることはないんでしょうね。

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2010年8月10日 (火)

日本版プランド・ギビング信託

1週間に一度は信託ねた。 信託協会の今年の税制改正要望に日本版プランド・ギビング信託の創設というものがあります。

 どういうものか? 2パターンあって

公益残余信託(charitable remainder trust

個人が財産を信託して、その個人の生存中(一定期間)は、その個人に一定の利益等が分配され、信託終了後、残余財産が非営利団体に帰属させられる。

信託の受益権を複層化させて収益受益権部分を個人が保有し続け、元本受益権部分を寄付するようなもの。元本受益権部分の寄付に関して、日本でこれを作るのだったら、寄付金控除とかの手当てをして、非営利団体側は、基本的には、この寄付部分の受贈益課税はしないというようなものだと思う。この結果、委託者に相続が発生した場合で信託が継続されたときは、収益受益権部分が財産として評価されるけど、これは期間の経過とともに評価額が減るので相続税も減る、信託が終了した場合は相続人に渡る財産はない。そして、寄付をして世の中につくしたという満足も生前に得られる。

公益先行信託(charitable lead trust

信託期間中は信託財産から生ずる利益が非営利団体に交付され、信託期間終了後、委託者等の個人に残余財産を帰属させる。

信託の受益権を複層化させて、収益受益権部分は非営利法人が持ち、元本受益権部分は個人がもつようなもの。こっちは、収益受益権部分を寄付するのだけど、日本でこれを作るのだったら、寄付金控除とかの手当てをして、非営利団体側では、基本的には、この寄付部分の受贈益部分に課税しないようにする。委託者等に相続が発生した場合は、その時点の残余財産を評価して課税するので、収益受益権部分だけ財産は減るし、寄付をして世の中につくしたという満足も生前に得られる。

公益法人を作るほどの財産は残していないけど、そこそこの財産を残し、相続税もかかる。世の中のために財産が使われるのだったら、相続税(税金)より寄付の方が使途が指定できるし名前も記録されるのでいいと思う人向けかなあ。

いずれにしても、複層化の税制と寄付金の税制が整備されるまでは絵に描いた餅のお話。

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2010年8月 9日 (月)

なぜ、もしドラは、ベストセラーになったのか。

めちゃくちゃ売れているという評判の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」をだだーーと読んでみました。

有名なドラッカーの著書 マネージメントをベースにある高校の女子マネージャーがその本を読み、そこに書かれているマネジメントを実践することにより、だめな高校野球部を甲子園につれていくという物語です。

ドラッカーという知の巨人の書かれた本というのは、品格のあるたたずまいのあるものが多く、経営書のコーナーに鎮座されており、そこらのおっちゃんはともかく、おばちゃん、ねえちゃん、あんちゃんなどは、敷居が高くて手に取る気にもなれません。

ところが、この本の装丁は、まるで、少女漫画のようです。ん? と思わず手にとってしまう。はらはらとめくると 中にも絵が挿入されていますね。 お値段は1,600円。 ま、ちょっと買ってみっかという気分にもなってしまいます。

主人公を野球部の女子マネージャーとしたところがいいですね。野球部の女子マネージャーの仕事って、小間使いみたいなもので、あんまりいいイメージもっていないでしょ。ちょっとポジション的に下という感じの女の子がなんでドラッカーという意外性がひきつけます。

もし、これが、一部上場企業の課長がドラッカーを読んだらなんてお話だったら、誰も買わない。どうせ、自慢話だろってなっちゃう。

明らかに 企画の勝利ですね。ドラッカーの理論を、野球部の再生に当てはめて、実践してみると大成功というストーリーだと、ドラッカーをもっと知りたいという読者が増えて、結果的に、つんと澄ましたドラッカーの経営書の売れ行きも増加していきますし。

池上さんの番組が売れているのと、もしドラが売れているのは、わかりやすさを、大多数の消費者は求めているという証明です。でも、難しいことをわかりやすく書いたり、話したりする人は希少です。伝えてが難しいことを芯から理解していないといけない。 だから、競合がでてきそそうで、でてこれない。もしドラの類書はいっぱい出ると思うけど、もしドラを超える企画はそうないような気もします。

わかりやすく伝える能力を学ぶセミナーなんて作ると受けるかもしれないけど。そのセミナーの講師になれる人材がいるかどうか。

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2010年8月 6日 (金)

鎖国とキリスト教禁止令は、秀逸な判断

 昨日、江戸学の第一人者である田中優子法政大学社会学部教授のお話を伺いました。

 江戸時代はご存知鎖国政策をとっていたため、外国との交易が制限され、日本人の出国が禁止されていたとされています。

 しかし、実際には、外国との貿易が長崎で行われ、外国から天然資源(香木、皮革等)やハイテク製品(中国の絹織物や陶磁器)が輸入されており、参勤交代が行われたことから流通網が整備され、街道筋は潤っていました。

 また、日本人の出国が禁止されたといいますが、実際には出国した日本人の帰国が禁止されていたのであり、これは、出国した日本人の大半がキリスト教に改宗し、彼らが戻り、日本で布教活動をすると西洋の侵略を招きかねないという危機感があったからということだそうです。宗教が人に及ぼす影響というのは、現代の日本ではわかりにくいですが、世界各地でいまだに起こる宗教戦争をみるたびに、強烈です。宗教は、完璧にマインドコントロールできちゃいますから。そして、この出国というか入国禁止令を設け、キリスト教の布教を禁止したことが、結局、日本の植民地化を防ぐことになったといわれています。

 また、鎖国をしても日本はつぶれることなく、国内完結型の経済を発展させ、それなりにみんな生活できました。現在にも残るインフラも江戸時代には作られました。先物取引市場だって、江戸時代の大阪発ですからね。鎖国していた日本の中での独自の進化が、後々世界的に花開くことになったのですが、このような進化って、ガラパコスといわれるものなのでしょうか。

 江戸っ子は、出世や金よりも、大事なものがある。宵越しの金をもたないということは、個人的にはあほなんだけど、社会的に見ればお金が回るからすばらしい。閉鎖社会では、そこに生きている人が、このようなコンセプトで生活しないとうまくいかなかったんだろう。江戸時代を再考して、今後の日本の進むべき方向性を考えるというのは、日本人の気質を考えてもいいことなんだろうね。

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2010年8月 5日 (木)

がんばれ! 桑田さん!

 サザンの桑田さんの食道がんの手術が成功されたというニュースが流れました。

食道がんってどんなものか、以前、このブログでも紹介した「手術数でわかるいい病院2010」週刊朝日MOOKを調べてみました。

 食道がんは、胃がんに比べると発症される方ははるかに少ないですが、男性で40台以上の方に多い。特に、飲酒して顔が赤くなるような方は要注意。

 食道がんの初期の段階では、症状がでないのでわかりにくいようです。だから、見つかったときは、結構広がっているケースも多い。

 ガンの場合は、症状をステージで分類していますが、0期の場合は、内視鏡治療でOK ステージⅠからⅢ期は、原則的に手術 Ⅳ期は、おそらく抗がん剤治療が基本になるのではないかと思われます。

 ここから推定すると 桑田さんも指揮者の小沢さんもステージⅠからⅢのあたり、

手術は、かなりおおがかりで、頚部・胸部・腹部の3箇所を大きく切開し、食道とともにリンパ節も切除することになるようです。他の部位と比較してもかなり大掛かりですね。

ステージⅠの場合は、手術に代えて、化学療法(抗がん剤治療+放射線治療)も選択できるようですが、食道が残せるといっても再発した場合は、大変らしい。

 一般的ながん検診というのは、胃がんや肺がんなどがん患者が多い臓器のチェックはしてくれるけど、食道はみないですよね。しかも、初期の段階で自覚症状がない。初期の段階で発見できるためには、がん専門の検診を毎年、受けないとほとんど無理と思うけど、これって、コストも高いし、なかなか予約もとれない。

 がんは、初期で見つかると直る病気だといわれますが、初期で見つけることが、実質的に難しいから、結果的に不治の病になってしまう病気 なのかもしれません。

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2010年8月 4日 (水)

年金訴訟 最高裁判決と受益権の複層化への影響

 タイトルのように超ニッチかつディープなことをさくっとメモ代わりに書きます。

 先日の年金訴訟の最高裁で、生命保険の年金払いに関して、相続税と所得税の二重課税はおかしいという判決がおりました。

 もし、この結果が信託受益権の複層化に影響を与えるとどうなるのでしょうか。

信託受益権の複層化とは、たとえば、受益権を収益受益権と元本受益権に分割させることです。信託期間中の利益は収益受益者に、残った財産は元本受益者にいくようなもの。

相続税の評価は、収益受益権を評価して、相続時等の財産の価額から収益受益権を控除して元本受益権を評価します。

受益権が複層化された場合、信託財産から生ずる所得の帰属は誰になるのか条文では定かではありませんが、どうも実務では、収益受益者に帰属するようです。収益受益権は、将来の所得を評価したものと考えると、収益受益権については、相続税と所得税のW課税になります。また、収益受益権というのは、時の経過により収益が実現すると価値が減少していきます。他方、元本受益権というのは、当初は、資産の価値よりも低いですが、収益受益権の価額の減少と反対に価値が徐々に増加していきます。でも、信託終了時に元本受益者が財産を取得した時点で評価益に課税されませんねえ。つまり、現行の複層化においては、収益受益者は、所得税と相続税の二重課税、元本受益者は、収益受益権相当部分の価値の増加に対して所得税も相続税も課せられていない部分があるという異常な状況にあるわけです。

そして、最高裁の判決が下りました。もし、この判決に沿って考えると、収益受益者の二重課税はおかしいということで、おそらく、毎年の所得から収益受益権のうち一定部分を控除するというようなしくみになるでしょう。逆に元本受益者は、お金をもらわなくても価値の増加部分を評価益として認識する必要があるでしょう。

そうなるとどうなるのか。信託財産から生ずる所得の帰属は、実質的には、収益受益者から元本受益者に移っていく事になると思うのです。 

さて、いまの相続税法においては受益者連続型信託に関して独特の課税方法が定められています。つまり、受益権が複層化された場合は、収益受益者が財産全部もっているということで、信託財産から生ずる所得は当然に収益受益者のものとなるのです。

もし、今の状況で、最高裁の判決にしたがって、複層化の制度を構築すると、受益者連続型信託以外の信託の所得の帰属者は、実質的に元本受益者、受益者連続型信託の所得の帰属は収益受益者ということになります。

受益者連続型信託に該当するか否か、境界がファジーな現状で、課税関係が全然異なる合理性はないです。そうなると、受益者連続型信託の課税を廃止するか、収益受益者課税をやめて元本受益者課税に変更するしかない。

それは、ちょっと無理というならば、最高裁の判決を無視して、現行の課税実務の前提のもとに制度を設計しないといけない。でも、この場合は、よほど合理的な理屈を作らないと訴訟敗北リスクを負う事になるだろう。

信託協会さんは、今年も受益権の複層化の税制上の整備を要望にだしていらっしゃるけど、この問題、どのように解決されるのだろう♪

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2010年8月 3日 (火)

完全生命表

最新の週刊税務通信No3125をぼーっと眺めていたら、最終のショウ・ウィンドウのページの「簡易生命表と完全生命表」という記事を見つけました。

今回の税制改正で定期金に関する権利の評価が大幅に改正されたのですが、終身定期金を評価する場合は、次の 3つのうちのいずれか大きい金額

イ 当該契約に関する権利を取得した時において当該契約を解約するとしたならば支払われるべき解約返戻金の金額

ロ 定期金に代えて一時金の給付を受けることができる場合には、当該契約に関する権利を取得した時において当該一時金の給付を受けるとしたならば給付されるべき当該一時金の金額

ハ 当該契約に関する権利を取得した時におけるその目的とされた者に係る余命年数として政令で定めるものに応じ、当該契約に基づき給付を受けるべき金額の1年当たりの平均額に、当該契約に係る予定利率による複利年金現価率を乗じて得た金額

この3つ目の余命年数として政令で定めるものというのが、厚生労働省の作成に係る完全生命表に掲げる年齢及び性別に応じた平均余命(1年未満の端数があるときは、これを切り捨てた年数)

これって、ここにある。http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/20th/p02.html

完全生命表って5年に一度公表されるもの

最新のデータが平成19年3月1日に公表されたもので、

最新の終身定期金を評価する場合は、いまのところ第20回の数値を使う。

女性40歳なら あと46.38歳生きる予定として考える。

この平均余命の数値は、信託受益権の収益受益権が生涯権の場合も使われる事になるのでしょうね。

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2010年8月 2日 (月)

純金上場信託

あいかわらず、金投資が人気のようです。日経の資産運用も金を特集しています。

金の投資方法としては、昔からあるのが、金の延べ板を買う方法。 純金積み立てというのもあるから、大金がなくても、こつこつ、金を買います事は可能。ここ最近、はやりだしたのが、金ETF

以前は金の価格に連動するような仕組み債を信託財産としてETFが上場されていたり、外国で金が保管されている外国籍のETFが販売されていたりしていました。

が、今年の6月に純金上場信託(現物国内保管型)は、ETFだけど、解約したら、お金の代わりに金の延べ板(ただし1キロ以上)を受取る事ができるらしい。

委託者は三菱商事 受託者三菱UFJ 三菱グループの商品。

このETFは、有価証券届出書を読むと 内国信託受益権等となっているから、おそらく、受益証券発行信託で作られていると思います。

毎年生じる信託報酬は、年0.42%(税込み。平成2272日現在)

また、解約して金を受取るような場合の転換手数料は、次のようにかかるらしい。

小口転換

転換1回につき上限10,500円(税抜10,000円)の固定手数料と改鋳及び交付に係る費用(それぞれ受託者のホームページで開示します。)の合計額(上記「第一部 証券情報-第1 内国信託受益証券の募集(売出)要項-5 給付の内容、時期及び場所-② 解約による信託財産等の交付(転換)-(a) 転換請求-(イ)小口転換の場合」に記載された金地金の売却が行われる場合においては、当該売却する部分には手数料はかかりません。)

大口転換

転換1回につき上限52,500円(税抜50,000円)(上記「第一部 証券情報-第1 内国信託受益証券の募集(売出)要項-5 給付の内容、時期及び場所-② 解約による信託財産等の交付(転換)-(a) 転換請求-(ロ)大口転換の場合」に記載された金地金の売却が行われる場合においては、当該売却する部分には手数料はかかりません。)

このETFの指標価格は、指標価格は、国内の商品先物取引市場における金の先物価格から

評価した、各貴金属地金の現在の理論価格。

コストや、保管リスク、最後に金に交換可能ということから考えると、いままでに販売された金関係の商品の中では、魅力がある方かもしれませんね。

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