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2010年8月10日 (火)

日本版プランド・ギビング信託

1週間に一度は信託ねた。 信託協会の今年の税制改正要望に日本版プランド・ギビング信託の創設というものがあります。

 どういうものか? 2パターンあって

公益残余信託(charitable remainder trust

個人が財産を信託して、その個人の生存中(一定期間)は、その個人に一定の利益等が分配され、信託終了後、残余財産が非営利団体に帰属させられる。

信託の受益権を複層化させて収益受益権部分を個人が保有し続け、元本受益権部分を寄付するようなもの。元本受益権部分の寄付に関して、日本でこれを作るのだったら、寄付金控除とかの手当てをして、非営利団体側は、基本的には、この寄付部分の受贈益課税はしないというようなものだと思う。この結果、委託者に相続が発生した場合で信託が継続されたときは、収益受益権部分が財産として評価されるけど、これは期間の経過とともに評価額が減るので相続税も減る、信託が終了した場合は相続人に渡る財産はない。そして、寄付をして世の中につくしたという満足も生前に得られる。

公益先行信託(charitable lead trust

信託期間中は信託財産から生ずる利益が非営利団体に交付され、信託期間終了後、委託者等の個人に残余財産を帰属させる。

信託の受益権を複層化させて、収益受益権部分は非営利法人が持ち、元本受益権部分は個人がもつようなもの。こっちは、収益受益権部分を寄付するのだけど、日本でこれを作るのだったら、寄付金控除とかの手当てをして、非営利団体側では、基本的には、この寄付部分の受贈益部分に課税しないようにする。委託者等に相続が発生した場合は、その時点の残余財産を評価して課税するので、収益受益権部分だけ財産は減るし、寄付をして世の中につくしたという満足も生前に得られる。

公益法人を作るほどの財産は残していないけど、そこそこの財産を残し、相続税もかかる。世の中のために財産が使われるのだったら、相続税(税金)より寄付の方が使途が指定できるし名前も記録されるのでいいと思う人向けかなあ。

いずれにしても、複層化の税制と寄付金の税制が整備されるまでは絵に描いた餅のお話。

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