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2010年10月28日 (木)

うなぎパイ本舗の追徴

 隠れファンさんからのリクエストにお答えして

うなぎパイ本舗(うなぎパイを売ってる会社)が所得隠しとして、1億円超追徴されたという記事がありました。

 いきすぎた節税をやったということだそうですが、どうしたかというと

 親会社(春華堂)とうなぎパイ本舗との取引をいじったそうで、記事によると

本舗は、製造したうなぎパイを値引きして春華堂に売ったように装ったほか、実態のない商標権使用料を春華堂に支払ったようにみせかけた。経理担当者は毎月、取引があったかのように偽の伝票を作成していたという。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010102690090630.html

 親子会社間の取引で、しかも、社長が同一だから、取引量や取引金額を調整できますからね。

 うなぎパイの方は、右肩上がりの業績だけど、春華堂の方は横ばいだったみたいで、社長としては、春華堂の方の業績をよく見せたいと思ったから、うなぎパイの利益を移転する方法を使ったと思います。

 利益を圧縮するためには、経費を水増しするか、売上を下げれば可能ですからね。

 両社とも税金を払っている状態だったなら、うなぎパイで法人税を払おうと 春華で法人税を払おうと同じこと。それだったら、配当をはらえば、誰も文句言わないのにね。配当だったら、うなぎで法人税を払うけど、春華では、配当収入には、税法上は、収入にならないから税金払わなくていいし。

 また、グループ税制ができたから、両社が100%資本関係だったら、寄付という形で親会社に支払うことにより、配当を払ったことと同様の効果を得られますね。こっちの場合は、寄付を支払うときに源泉税もとられないからモアベター。

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