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2011年2月26日 (土)

葛飾北斎 富嶽三十六景

 たまたま、ご縁がありまして、先日、世界的なオークション会社であるクリスティーズのオークションの下見会に出かけました。

 323日に、ニューヨークで、日本・韓国美術のオークションが行われるそうで、そのオークションの前に、潜在的購入者(富裕層や美術館関係者か?)の方にお見せするようなものだと思います。信託大好きおばちゃんは、もちろん、潜在的購入者ではありませんが。

 今回のオークションの目玉は狩野内膳の「南蛮屏風」。金きら金の屏風ですが、入り船と出船があり、人々の賑わいがあり、なかなか華やかなものです。屏風との距離、10センチくらいで拝見しましたが、もし、息を吹きかけて、金箔がはがれたらどうしようと、内心どきどきしていました。

予定価格は3億円から4億円の間。このように書くと、途方もない金額に思えますが、日本人は、ゴッホのひまわりに、うん十億円というお金を払っていますからね。日本美術のオークションの落札価格は低いそうです。もっと、高い値段で買ってください!

 さて、タイトルの葛飾北斎 富嶽三十六景ですが、今回の下見会では、隅田川関谷の里を拝見しました。版画で、色鮮やか。 予定価格は、100万円弱。 南蛮屏風と比較すると非常にリーズナブル。版画は何枚も存在しているから価格も安くなるらしいです。初刷りと 重刷とでは、たとえば、髪の生え際などの描かれ方が異なるようです。初刷りは、細かなラインもわかりますが、重刷すると、原版が磨耗するのでしょうか、細かなラインがわからなくなるそうです。

富嶽三十六景というのは、36枚の絵から成り立つのではなく、46枚の絵から成り立っているらしいです。ですから、セットで36枚お売りしますという売り込みがあったら、それは、無知な贋作ということ。

ちなみに、安藤広重の東海度53次は53枚ではなく、55枚だそうです。

こういう豆知識をちょこまかとインプットしておくと、意外と役に立ちますね。

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