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2012年11月30日 (金)

外国籍の子・孫への相続税、外国資産も課税対象に 財務省検討

日経ネットで発見。

外国籍の日本の非居住者の人が相続又は、贈与により外国財産を取得した場合は、日本で課税ができないしくみになっている。日本国籍の子の場合は、5年ルールとかいろいろありまして、今は外国財産でも厳しい条件を満たさないと課税されてしまう。

 なんで、5年ルールができたの? それはね。日本人でも日本の非居住者になって外国の財産の贈与を受けた場合は日本で贈与税が非課税になるという規定があって、かの武富士オーナー夫妻が物凄い金額の武富士のオランダの持ち株会社の出資持分を香港に当時住んでいた後継者の長男に非課税で贈与した。当時は、結構はやっていたけど、あまりにも金額がでかすぎたので、裁判になって、結局、香港に生活の本拠があるという客観的事実をお上が打ち破ることができなかったから最高裁で負けてしまった。で、これじゃかなわんということで、改正した法律が今生きている。

 ところが、ところが、今の法律でも外国籍の非居住者に外国の財産を贈与したら非課税なことを利用して、ある日本人がアメリカの信託を使って、お父さんもお母さんの日本人なんだけど、子供をアメリカで生んで米国籍を取得させて贈与税を納めなかった。これに怒ったお上が否認して裁判になったけど一審はお上の負け、そろそろ、高裁の判決になると思うけど、怪しい雲行き。だから、先を見越して、改正に動くのだろうね。

 租税法律主義というルールが日本にはあって、税金は民草から強制的におカネを巻き上げるシステムだから、お上が気まぐれで民草の財産をむしり取らないように法律がないと税金がとれないようになっている。これがあるから、民草は法律を事前に読んで、税金を計算して納めることもできる。

でも、法律は人間が作るものだから、完璧難しく、どこかに穴がある。その穴を上手に利用すると、税金を大胆に減らして財産の移転もできる。そうすると、穴を知らない民草は不満に思うわけ。自分たちは同じようなことをしても税金とられるのに、どうして、あの人は税金を払わなくていいの? 許せない。だから、あいつから強制的に税金巻き上げろ!というどろどろとした怨念が渦巻き、お上がその怨念に後押しされて、税金をとろうとしても、件の租税法律主義の厚い壁で押し戻されてしまう。そこで、法律を改正することでしか民草の怨念を和らげることができないわけだが、それが、法律をいたずらに複雑にさせ、結果的にふつうの人たちに多大の税金コストをかけさせ、経済活動を停滞させることもある。

じゃ、どうしたらいい? 頭使って税金逃れをするやつをみつけたら、一網打尽に税金巻き上げる権限をお上に与えるべき? それは、まずい。 じゃ、いままでのようにちまちま改正して、わけのわからん法律にしてしまう? よくないと思うけど、でも解決策がないんだよね。

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2012年11月28日 (水)

マンション投資の判断 信託おばちゃん流

 今朝の日経に「マンション投資、甘くない」という記事が掲載されています。私自身、不動産投資をしていませんが、不動産、特に都心のマンション、特に目をつけた中古マンションに興味をもって、マニアックに調べています。

 記事に書いていますが、現地を見ずに不動産を買うなんて信じられません。不動産は他の金融投資と違って、個別性が高く、人とのかかわりあい、周りの環境によって大きく価値が変動します。しかも価値というのは、日々変動していきます。ですから、現地をみにいって現状を把握しただけでは生ぬるく、その土地の今後の状況も調べられる限り調べます。それとともに、世界状況の変化がもたらす日本経済へのインパクトも。また、現地をみるだけでなく、これと目をつけたら、中身を見る前に、謄本をとって誰がもっているか、そして乙区が有れていないかをみます。またマンションでしたら、少なくとも、投資を最終的に決める場合は、向こう三軒両隣ではないですが、エレベーターで同じ階を利用する部屋の謄本もできるだけとります。利用者が所有者と異なることもありますが、所有者が点々とかわるのはやはり難がある。利用者と所有者の違いは、郵便ポストの名前と謄本をトレースすることでもおおまかには知ることができます。

 また気に入った場所だったら、いくつか投資して、そのうち一つは自分の事業用に使用。そうするとその不動産の状況もわかります。大切なのはよい状況の変化ではなく、悪い状況の変化を早めにキャッチ。また、大型の投資を1つにするより、少し小ぶりで、ニーズのありそうな広さを分散投資。でも、ワンルーム系は、事務所使用可の抜群の立地でフラッグシップ的な物件に限る。めったに売りに出ませんが。

 こうやって、立体的に投資先とその周りの状況を頭の中に整理して、判断します。そして、投資資金は、素人ですから、自己資金をメインとする。やめたと決めた時に、最悪でも手取り0で終わりが下限を厳守。

 こんな感じかな。信託大好きおばちゃんが不動産に投資するんだったら。

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2012年11月25日 (日)

権八

 今日の東京はピーカンの天気で、お散歩日和り。最近はまっているブラ麻布ツアー西麻布編に参加しました。行程4キロを食事時間込みで4時間強で歩き回ります。

 乃木坂、青山霊園、西麻布界隈は、上京して7年目なのですが、はじめてでして、へーっつこんなとこかいなという印象。

 ランチは、西麻布と六本木の境の有名な交差点の近くの権八という店。近くに海老蔵が暴れたビルがあります。この権八。 小泉元首相とブッシュ元大統領が食った店として有名。中は、広く2階まで吹き抜けで、田舎の民家から移築したような雰囲気の内装です。食事は、創作和食。はっきしいうと高級炉辺料理。くしかつとか、てんぷらとか、揚げ物がいっぱいでてきたかな。最後にわんこそば、アイスクリーム。

 特徴としては、オープンキッチンなのですが、コックさんがほとんど外国人。また、お客さんも外国人がいっぱい。店の入り口にも、外国の有名人の人がやってきた記念写真がいっぱいおかれています。外国人向けに日本の雰囲気が味わえるカジュアル和食店か。日本人的には、これが小泉さんとブッシュが食った店か。一度いってみたかったな でも、常連でいくかというと どうかな。外国人や地方のお客さんがやってきたときの接待としてはいいかもしれないけどね。という感じ。

 でも、長続きしているから、収益性はいいのでしょう。六本木の匂いのプライマリーレベルなところが要因か。

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2012年11月20日 (火)

トンチン保険

 今年の風邪は、強烈な空咳をもよおします。特に、空気の悪いところに出かけると、突風が喉に吹き荒れ、大変です。今日は、一日もつか?

 そんでもって、日経の大機小機で、トンチン保険を紹介しています。これ、長生きするほど得をする保険。 たとえば50歳で保険をかけて、満期を30年後とする。途中解約禁止、途中で死んでも保険金はもらえない。でも、30年間生き延びたら、ばっちり保険金をいただきましょう。掛け金の何倍もというやつ。

 これいいよね。だって、いくら老後のために預金をためても利子もほとんどつかないし、預金自体も老後の生活費で取り崩すと80歳超えるころには枯渇する可能性も大。そう考えると怖くておカネも使えない。でも、80歳まで生きたらどーんとお金が入ってくると、心配せずに生きていける。それまでに死んでしまったら、それは長生きするという賭けに負けたあなたが悪いということ。 日本では、死人を踏み台にして生き残った人間が得をするのは倫理的に問題だから商品化されてないみたいなことを記事では書いていたけど、そんなことをいってらんないよね。いまの状況って。

 でも、このトンチン保険がメリットがあるのは、今後30年間、デフレや弱インフレ状況が継続していることが前提。

 日銀が国債買ってお札をするらしいから、下手をするとハイパーインフレになりかねない。そうすれば、賭けた人は全員負け!

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2012年11月14日 (水)

どうしたら、海外の企業から消費税を巻き上げられるか?

 今朝の日経新聞によると、海外の配信企業に登録制 音楽など消費課税漏れ防止 財務省、14年度からするらしい。

 海外の製品の現物を輸入するならば、輸入消費税を税関で徴収することができるけど、インターネットを通じて、ダウンロードした場合は、税金をとるポイントがないので、税金のとりっぱぐれが生じてしいまいます。日本の企業がダウンロードビジネスをした場合は、日本の企業の申告を通じて税金がとれるけど、日本と無縁の外国企業が、あえて申告するわけがない。ダウンロードビジネスするなら、外国の企業が商売をする方が、消費税部分価格競争力があるからね。

 で、こまったお上が考え出したのが、配信企業を登録制にするらしい。でも、そんなことぐらいで税金がとれるわけないよね。登録しなくても商売はできるし、罰則だといったって、罰金とりに、世界の果てまでコストの高い税務官僚の方々がいけるわけない。

 租税条約に消費税も含めるように交渉して外国のお上に徴収の代行を頼むといっても、そんなことしたら、租税条約のない国に会社を移動させるだけじゃないかな。

 個人のユーザーがおカネを払う時点で消費税を巻き上げる方法を考えないといけない。

 まず、ダウンロードの代金は、直接ではなく、必ず、クレジット会社を通すようにする。

クレジット会社で一律に消費税と手数料を差引き、残りを業者に払うというようにする。

 これも問題がいっぱいあるな。

外国の企業から消費税を巻き上げる仕組みの構築のコンテストを財務省主催でやりましょう!最優秀者には、賞金10億円(賞金に関連したすべての税金を非課税にするというトッピングつき)ぐらいのことをして知恵を集めてみたらどうだろうかな♪

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2012年11月12日 (月)

国際相続の法務と税務(下)

 国際税務という雑誌の3回連続の特集の最終回。3回の連載のうち、一番読み応えがありました。

 外国人が日本に財産を残して死亡した場合の実務上のむずかしさが書かれています。特に、あっそうなんだと思ったのは、外国人は、同一人物がいろんな名前で資産を保有しているので資産を特定するのが大変だということ。外国の方が、日本名の通称で金融口座を開設していることもあるらしい。

 また、アメリカ人が日本の不動産を残してい死亡した場合、日本と米国で相続税の申告をすることもありますが、日本だったら、土地は相続税評価額(路線価×面積)で計算するけど、米国では日本の相続税評価額はNGで、鑑定評価がいるらしいです。

 私的には、米国の信託を利用した日本の不動産の信託について、いろいろ言及してほしかったのですが、酒井さん曰く、

現段階では、日本では信託は節税効果が難しいことを説明し、相続が生じた場合の便宜を考慮して、外国の資産については信託制度を利用したエステートプランニングをたてたとしても、日本の資産については、外国のエステートプランニングとは切り離して、日本の制度に適した内容のエステートプランニングを行うようにお勧めしています。

 ここら辺について、詳しく言及してほしかったですね。なぜだめなのか? 相続税・贈与税だけの問題じゃないと思うので。

 いずれにしても、力作、勉強になりました♪

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2012年11月 9日 (金)

簿記2級のむずかしさ

 いま、某法人会で簿記の2級を教えています。昨年の春、税理士会の関係で関わってからずーっとです。といっても、検定試験に合わせて年3回ですが。

 秋は、日商簿記2級の合格を目指す講座で、全11回 毎回2時間半です。これは、驚異的なスケジュールですね。受験校でしたら、商簿に2か月、工簿に2か月、答案練習2か月で、10万円超の投資が必要となりますが、これを2万円ちょっとの投資でこなしてしまう。

 当然、はしょるところははしょり、コンパクトにまとめていくしかない。簿記検定2級は、全5問。 商業簿記3問、工業簿記3問で2時間で70点以上が合格。

 商業簿記は難しいですが、コツコツ仕訳を自分のものにしていったら、満点はとれなくても合格点には自然に到達します。工業簿記は、原価計算も含め、範囲はそれなりに広いので、ヤマを張ってはずれるとまず落ちる。また、計算問題が多く、最初でつまずくと、あとは、何を書いても間違いというリスクもあります。さらに、商業簿記は実務と直結しますが、工業簿記は、メーカーの原価計算係にでもならないと実務でもまず出会わないので、実務経験から回答を導くということはできない。

 だから、授業は、工業簿記:商業簿記=3:2の割合で話をしています。

 

 また、検定直前ということで、問題集も過去問とし、授業で問題を解く場合も検定問題をできるだけ解いてもらってます。問題のむずかしさに固まっていらっしゃる方もいますが、自分の頭でまず、真剣に考えて、解いてみる、どこが間違ったかをチェックし、自分の弱点をしる。仕訳を知らないのか、転記ミスが多いのか、それがわかれば解決方法も見つかります。 あと、検定試験は70点を取ればいい試験で、そのためには、それぞれの設問に満点をとるよりも、まんべんなく全体的に解答できるようにもっていく。何度考えてもわからない部分は切り捨てて次に進むことが大事。試験場についたら、タイムマネージメントが大事。 なんてことを、信託大好きおばちゃん先生は語っています。大した実績もない人なのにね♪

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2012年11月 6日 (火)

飲むな! 食うな! 歩け!

 私、今年、健診でひっかかって、特定保健指導ということで個別面談を先日受けてまいりました。

 とほほ感いっぱいですが、無料だったのでね。 面接は40分くらいで、事前に問診票みたいなものを書き、このまま、内臓脂肪が増え、脂質異常が続くと、体の機能が低下して早死にするぞ!ということをにこやかに言われちゃうわけです。大きなお世話だ!と思うのですが、非常に低姿勢で、顔色伺いながら言われちゃうと、はあとなってしまう。

この面接では、チャレンジ記録ファイル 私のチャレンジ目標というのを特製のノートに書かされます。現在の体重、腹回りと6か月後の目標値を書きます。目標に向けて毎日○○Kcal調整

そのために 酒を減らす、食い物を減らす、歩く時間を増やすなんてこともね。

いわゆるノルマですな。

そして、毎日の記録を日記のごとくつける。

 健康のためには、内臓脂肪を減らすことが大事。そのためには、痩せなければならない。痩せるためには、カロリーのインを減らしアウトを増やす。 カロリーの残量を減らすためには、飲むな!食うな!歩け! たぶん、誰にでもおんなじことを言ってるのだと思います。

 言うのは簡単。でも、実行するのは、非常に難しい。

 でも、やるときめたらとにかくスタートするところが信託大好きおばちゃんでして、アマゾンでタニタの2,300円の体重計を購入して、昨日から体重計測をスタート。朝一番にはかり、エクセルで管理です。さすがに数字をみせつけられると、何を食べるか慎重になります。とにかく2日で400g減少達成! 明日はどうなるかわかりませんが。

 減量は6か月ですが、管理栄養士の方いわく、最初の1か月が肝心で、ここで、どれだけ落とせるかで結果がみえてくるそうです。来月には、電話で進行状況を確認してくるらしいし、セミナー「食事・運動セミナー あなたの食生活・歩き方を徹底チェック!」にも参加する予定です。

  人生がこういう展開になってくることもあるのですね。結果はときどきブログにも書きます。あんまし読みたくない記事でしょうけど、書くというノルマを課すと、また減量に努めますからね♪

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2012年11月 4日 (日)

「その他」と「その他の」はどう違う?

 東京税理士会のAtoZ研修の9回目で、衆議院法制局法制企画調整部長(長いなー)の橘幸信さんが「政策法務」というお題で5時間弱お話しになりました。昼下がりで、絶対に眠るなと思ったのですが、全然、まぶたが重くなりませんでした。

 この講義の最終コーナーで、立法技術の基礎ということで、漢字、送り、句読点の用法などを教えていただきました。常日頃、使っている日本語は、惰性というか深く考えずに言葉をつなげてますが、法律ではそうはいかず、いろいろなお約束事があるらしい。

 その中でも、最後の最後で教えていただいた「その他」と「その他の」は、なるほどなあと。

 法律にA,B、その他C とある場合、 AとBと並列的にその他Cがあって その他の定義を政令で設ける場合は、A,Bを定義から除くらしい。

 他方、法律にA,B、その他のC とある場合、 A,B,その他Cはひとくくりにまとめられる。だからその他の定義を政令で設ける場合は、A,Bも定義に含まれるらしい。

 たとえば、所得税法2

二十七 災害 震災、風水害、火災その他政令で定める災害をいう。

このその他って何?

所得税法施行令 第9  災害の範囲

法第2条第1項第27(災害の意義)に規定する政令で定める災害は、冷害、雪害、干害、落雷、噴火その他の自然現象の異変による災害及び鉱害、火薬類の爆発その他の人為による異常な災害並びに害虫、害獣その他の生物による異常な災害とする

 災害を述べていますが、あくまでも災害の中身、震災や風水害や火災はのぞかれてます。

 では、その他のは?

 たとえば法人税法2

二十二 固定資産 土地(土地の上に存する権利を含む。)、減価償却資産、電話加入権その他の資産で政令で定めるものをいう。

法人税法施行令 第12  固定資産の範囲

法第2条第22号(固定資産の意義)に規定する政令で定める資産は、棚卸資産、有価証券及び繰延資産以外の資産のうち次に掲げるものとする。

一 土地(土地の上に存する権利を含む。)

二 次条各号に掲げる資産

三 電話加入権

四 前3号に掲げる資産に準ずるもの

 土地も電話加入権も法律にも書いて、繰り返しているよね。次条各号に掲げる資産とは減価償却資産のこと。つまり法律の、土地や電話加入権は、減価償却資産は、その他ののカテゴリーに含まれるものの例示ということらしい。

 こういう新たな発見ができるから楽しい。お前は、そんなことも知らずに何十年も仕事してきたのかといわれそうですが、

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