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2013年7月31日 (水)

家族信託 遺言の代わり

 あやうく見落とすところでしたが、昨日の日経の夕刊に久々に家族信託の記事があります。

 家族信託は 資産管理と承継のツールとして信託を使いましょうということで、英米ではスタンダードなツール。 日本では まだまだ でも おっかなびっくり使い始める人がいつつある状況

 

 信託のいいところは財産を持っている人の意思で持てる財産の利用や処分を自由に決めることができること。 ふつうに財産を持っている場合、相続や贈与で相手に所有権が移ると、その後は相手の好き放題に利用、処分ができますからね。

 

 家族が受託者となる信託と銀行が受託者の信託を紹介しています。銀行のいいところは、受託者がしっかりしているところ。だけど信託を引き受けてくれる財産が基本,カネですからね。他の財産持ちはどうすればいいの?ということになります。

 

 たとえば、不動産の場合は、銀行が引き受けてくれないから、、ここでは、家族でやるしかないとお書きです。

 

 税金については書いていないけど、一般的な贈与や相続と同じルール。税金面ではあまりメリットはないんですね。 英米はあるといわれていますが、でも、結局、英米のメリットというのは税金を免除するというよりも、税の繰延という方が大きい。

 

 それから日本の場合だと 祖父母から孫への贈与をすることによる代とばしはペナルティ課税がないだけでなく、最近は 教育資金の贈与などで祖父から孫への資金移動に優しい税金となってきていますが、米国の場合だと、代とばしをした場合は、通常の相続・贈与税課税+世代飛び越し税というペナルティをかけています。

 

日本にいたら日本の税制が絶対で世界もみんな同じルールで動いていると思うけど、 全然そうではない。 特に、相続税や贈与税については別ですね。

 

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2013年7月28日 (日)

盆踊りと浴衣の着付け

 この12週間、盆踊りが日本中で催されています。河内屋菊水丸さん お金の稼ぎ時ですね。

 

 この盆踊りにおいては、踊り手は、基本的には浴衣をいないといけない。浴衣自体はそんなに高くないし、帯だって同様。誰でも買うことはできます。しかーし。今時の人は、買うことはできても、着こなすことができない。よって、盆踊り大会をするときは、最近では、浴衣の着付けサービスをオプションでつけているところが多いと思います。

 

 私も全然、着こなせないのでえらそうーにはいえないのですが、着物って日本人の伝統衣装であり、冠婚葬祭では今でもそれなりの年齢の人は着ている、というか着ることができる。若い人も着物を着て写真に納まることはありますが、誰かの手を借りないと着ることができない。これじゃ、着物の化石化が進行するだけ。

 

 着物の着付けというのを学校教育で教えたらどうか。着物の着用を義務付ける必要はないけど、自分で自分の国の伝統衣装を着れないというのはやはりどうかと。

 

あと 私もそうなんだけど、相続で引き継いだ着物がでかい箪笥に入っているのですが、うん十年間、開けたことがない状態になっているのです。これももったいないし、スペースも無駄。死蔵した着物の置き場所、使い道でお困りのひとたちが世の中にはいると思う。

 そこで、そんな死蔵した着物をどこかに預かってもらい、他の人にも使えるようにする。自分も必要なときに使うという仕組みを作ったらどうだろう。その人が死んだら、その着物は自由に使ってもらうなり処分してもらうなりしてもらうか、相続人が必要なときに着る権利を取得するというふうにする。信託を使って一ひねりしてできないか?

 

 

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2013年7月26日 (金)

データ サイエンティスト

 ビッグデータ たとえば、パスモやスイカに集積された膨大な情報 これを腐らせるのはもったいないということで、なんらかの基準で傾向をつかんで、ビジネスにいかしましょうということが今後はやるらしい。大きなお金を生むビジネスに色めき立ち、人がワーッと群がっているようですが。

 

このビッグデータの使い手のことをデータ・サイエンティストというらしい。直訳すると情報 科学者? わけわからん。

膨大な情報を解析する能力と、ビジネスにいかすためのコンサルティング能力が求められようですが、両方兼ね備えている人なんて皆無に近いし、膨大な情報を解析する能力がある人も数限られているらしい。

 

 なんでも、データ・サイエンティストっていう人は日本で10人いるかいないか。莫大な需要にこたえる人が10人。 いくら10人が天才でもまず無理。

 

 実は、この10人のうちの1人がわたしのゆるーいお友達の輪の中にいらっしゃいます。

昔は、別の高度な専門職をやっていらっしゃってた方のようですが、なぜかいまはデータ・サイエンティスト。 どこかの会社に勤めているというわけではなく自宅でパソコンと日々にらめっこらしい。 「昨日は数千もの数学の問題を解いてた」とかおっしゃるのですが、文化系の私にはどういう状況なのかよくわからない。パソコン使ってひたすら数学もの問題を解いているのが仕事の肝なんでしょうか。

 

 ものすごい収入でみんながひれ伏す凄い人なんだろうなというのは想像つきますが、私からみると常識の尺度からはずれない普通のおっちゃん。ひょーひょーと歩いている姿からは 日本の未来を支える10人の1人なんて誰も思わない。

 

 こういう天才が大きなビジネスの萌芽期にあらわれますが、日本の凄いところは、一人の天才の仕事を10人、100人の凡人のチームワークで永続的に拡大再生産できる方向にすみやかに転換していけること。今回も10人が過労死する前に転換しないと♪

 

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2013年7月24日 (水)

白金高輪地区の大再開発

 以前、ブログでも書きましたように、現在、私は白金高輪近辺を根城に生息しています。なぜ、そうなの? たまたま上京して、最初に内覧した不動産が白金高輪駅近くにあってビビッときたから。契約当初は白金高輪の価値っていうのほそんな知らなかったけど、丸7年持ちこたえて、自分が買った関西のマンションよりも居住期間がはるかに長くなってきたから、きっと縁があるかもしれません。

 

 白金高輪というとシロガネーゼが住むところと思われそうですが、イメージされたシロガネーゼはたぶん、白金高輪よりも白金台に住んでいると思います。白金台の周り住宅街、白金高輪は、オフィスもごちゃごちゃした店舗もあるけど住宅もあるし、駅前にはタワーが2棟あるよというところ。ただ、地下鉄南北線と都営三田線の始発駅で大手町まで10分強でつくという抜群の地の利と、スーパーが多い、名門の小学校(公立もいいし、近くには聖心、幼稚舎もあるよ)も公園も多いという住みやすい場所、だから、マンションをおったてると、若いお金をもってる夫婦がわっとおしよせて、すぐ完売する。セレブより堅実な庶民の上が多いという印象。

 

 さて、この白金高輪の駅の近くにまたもやタワー(マンション)が建つらしい。どうやらプロジェクトは6つくらいある。まだまだ駅前がごちゃごちゃしているから再開発の余地はあるのですが、とうとう白金高輪も豊洲や勝どき月島あたり、はては西新宿状態になるのかあ。。。。と思うとため息。 しかも、白金高輪は、液状化が心配な湾岸地域と違って内陸で、アドレスは花の白金(高輪や三田もあるかも)で、便利な白金高輪駅のすぐ近く。明らかに建てたら人気がでて売れるのは目に見えてます。他の場所のタワー居住者が押し寄せてくるかもしれない。また、人口が増えることが予想できてインフラの整備が大変らしいけど、借金してインフラ整備しても、ここは確実に住民税収入で返済できますから。

 

 しかも、でかいおまけとして、高輪の丘をこえると、JR山手線の最後の新駅といわれる田町と品川間に新駅(ネーミングが伊皿子になるってちらっとうわさを聞いたけどほんと? 正確には伊皿子坂下なんだけど)がほぼ確実にでき、どこへ行くのもチョー便利な普通の日本人が住まう(外人さんは麻布や赤坂と比較すると少ない)最高地になり、中古マンションの値段が暴落しにくい特別な場所になるのは間違いない。

 

 これって東京の一極集中の象徴にもみえる。白金高輪周りだけが大発展、人とカネが集まってくる。それを何とか解決するのはエライ人たちなんだけど、その人たちまでもが一極集中に軸足を置いているからたちが悪い。

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2013年7月22日 (月)

土用の丑の日というのに

 今日は土用の丑の日、うなぎにするかと気合をいれてスーパーに出かけたのですが、値段をみて、んとなって、結局、今晩は、餃子となりました。

 

 何が、ホテルオークラ、ホーマット、大使館だ! 現実はかくも厳しい。

 さ、 仕事するか♪

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2013年7月20日 (土)

ホテルオークラとホーマットと大使館と

 今日は とれたてのスイカを食いにアークヒルズ(カラヤン広場にスイカの畑があるので)に出かけました。

 

 いつもなら、最短距離ということで、南北線で一直線に六本木一丁目までいくのですが、本日はひねり技で三田線御成門経由、神谷町の横から丘を登って、下ってというコースを選択。

 

 御成門 神谷町あたりは、港区の商業地区のど真ん中あたりになるのでビルばっかしで、東京タワーがよく見えます。神谷町を過ぎて、なだらかなスロープをゆっくりあがると、右手にスーパーと100円ショップを発見。どんなあんばいかとりあえず、入って品揃えを確認。ま、白金界隈のスーパーよりは少ない品揃えですが、番町界隈のスーパーよりはずっと豊富。

 

 でもって、そこからもうちょっとスロープをあがるとホテルオークラの別館がどーん。アメリカの大統領は来日すると大使館至近のホテルオークラに泊まられるそうで、来日時はこの別館が、お供の者や報道関係者で満杯になるらしい。このホテルオークラの別館にそのままはいるとそのフロアは、駐車場と宴会場がある。ショッピング街観察とおもって、ひとつ上のフロアがいわゆるショッピング街。朝10時ごろだったのでお客さんはがらがら。おばさん向けの洋服やが多いのだけど、これまた、いい生地の服なのはわかるけど、デパートのおばさん向けの洋服売り場とおんなじようなものが多いですね。富裕層の着る洋服って、こうなっちゃうのかとちょっと溜息。そのフロアから階段で一つ上のフロアにあがるとそこがロビー。 入会の費用が500万円くらいかかるフィットネスクラブの入り口がどーん。ロビーはがらーん。

 

 ロビーをでると、目の前にカーキの独特の建物が建っていますが、これが、大使館街にはかならずあるホーマットというブランドのマンション。賃貸も多いのですが、最近建てられたホーマットロイヤルでは、2億円代から5億円代まで販売してます。

  誰が買うの? そんなバカ高いマンション! これ、都心でも他の場所だったらそう思うのですが、このロケーションの場合は、買うニーズがでてくるね。 なにせ、横は、かのアメリカ大使館が万全の警備体制で広がっていますし、通り沿いには、スペイン大使館、スウェーデン大使館があります。アメリカ大使館の場合は、大通りを隔てて専用の宿舎があるので大使館関係者の居住ニーズはそんなにないかもしれませんが、スペイン、スウェーデン大使館関係者は必要かもしれませんし、アメリカ大使館勤務者は不要でも、大使館と緊密にコンタクトをとることが生活の糧の人も一定数いそうです。

この人たちはある程度の所得のある外国人が多く、外国と同様の生活を日本に求めるから何億もする、リビングが広くてトイレが複数あるようなマンションに対するニーズが今後もあり続けると考えるのはおかしいと思いません。それに外国人はやはり職場や用のある場所に近いところを好みます。語学の壁もありますし。そう考えると、ホーマットの戦略(大使館街に高級マンションを建てる)は、非常に賢い。日本人をターゲットとした超高級マンションもそれなりにありますが、将来少子化が見込まれるから、とても広いマンションは他の用途に転用するということでもしないとそのうちスラム化しかねない。ホーマットマンションへの投資は庶民目線でみるとバカ高いですが、資産家の分散投資の一環と考えると(当初は居住を前提として、飽きたら賃貸に回すを含む)他の同額クラスの超高級マンションよりは、失敗度数が低いようにホーマットと大使館を眺めながら思いましたね。

 

 

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2013年7月17日 (水)

成年後見人の報酬

今朝の日経で成年後見人の報酬の目安みたいなのを公表している。

成年後見人はようやっと知られてきました。

l 成年後見人って? 

認知症になった場合家庭裁判所のお目付けの下で財産管理をしたり、契約を結んだりする人。

l 誰がなるの? 

一般的には、家族。でも、いろんな大人の事情で家族ができない場合は、外部に頼む。

l 成年後見人はただ働き?

家族の場合はただ働きがほとんど。

外部の専門家に頼んだ場合は有償だ

l いくらくらい?

記事によると 基本は月額2万円 金融資産等が1,000万円超5,000万円以下の場合は3万円~4万円、5,000万円超の場合は5万円~6万円 特別の事情5割増し

関東の平均は25,600

l 感想は?

家族側 え そんなに高いの? 年間最低でも24万円 そんなに高いのだったら頼むのやめとく

専門家側 え そんなに安いの? 成年後見人になったら、時間的な拘束も多く、突発的な出来事にも対応しないといけないから ペイできないよ。

 

こんな感じで腹の底で思っている人たちがいるかもね♪

 

 

 

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2013年7月16日 (火)

戸栗美術館と 松濤という街


  1.  3連休、唯一の遠出ということで、渋谷の著名な住宅地、松濤に出かけました。

     松濤は、渋谷駅からだらだらと人がいっぱいの通りを東急本店に向かって歩き、東急本店の前で左に曲がり、隣のBUNKAMURAに沿って右に曲がって坂を上ると、突然、広がる邸宅街です。喧噪がぴたっと消える。

     

     鍋島家ゆかりの場所でお茶を栽培してたことから松濤というネーミングがでてきたということらしい。いまだに残っている広い区画の邸宅群。 麻布の邸宅街はいまや、完全な中古マンション街になり、狭い地域にぎゅっと邸宅が並び、周りは繁華街というのはオンリー松濤。

     

     あまりの暑さに鍋島公園のある松濤2丁目はカットして、邸宅街の中の邸宅街松濤1丁目だけお散歩。たまに走る車は外車で、おばちゃんが運転。

     

     その松濤1丁目の中に戸栗美術館があります。富豪が邸宅を改装した美術館なんでしょうね。 鍋島家となんらかのつながりがあるのかもしれませんが、展示されたものも伊万里焼が多いです。

     実は、私のご先祖様に佐賀のゆかりの人がいたようで、実家には、華やかな色使いのお皿や茶瓶があったのですが、これって伊万里系だったんですね。眺めていて、あっつ、この色使いや模様は、うちのやつと似てるなと。 そう思って眺めると視線にチカラが入ります。

     

     戸栗美術館を見終えて、暑いから東急本店に入りました。日本橋の三越同様、通路が広く、人が少ないですね。松濤の近くにあるから、金持ち向けの洗練した商品がハイセンスにならんでいるのかというと、うーん。そこらのおばちゃん向けの普通の服がいっぱい。

    レストラン街で、ふーっとシェ・マツオの店に入りました。さすがに、連休の最終日だったので満員。夫婦づれと、女子会プチのような人たち。 ファッションセンスや食べる雰囲気を観察していたのですが、ふつうやね。 白金・麻布のそれほど有名でもないレストランの方が、洗練という言葉を体現している人が多いかな。保有財産規模は変わらないか上かもしれないけど、いい・悪いの問題ではなく お金の使い方に対する感度に微妙な差異があるのかな。

     

     

     

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2013年7月11日 (木)

専用庭付のマンション

 昨日、ご縁をいただいている方と雑談をしていたところ、最近、ご自宅を購入されたらしい。中古マンションのようですが、ロケーションは、華の港区の著名な住宅地の一つ。

 

 すごーい。 ばりきゃりの方ですから、職住接近を考えると港区はベスト

 

 で、私が、うっとなったのは 専用庭付の部屋を買ったらしいこと。何を植えてもいいらしい。

 

 専用庭付というのは、庭のついてるマンションの部屋で 通常は1階にある。1階はセキュリティ上問題があるといわれていますが、すべてのマンションの1階が危ないわけではない。ネットでみたところ、1階の最大の問題は、セキュリティより、上から物が落ちてくること。パンツや、布団や、洗濯バサミ、、、これが危ない。

 

 でも、やっぱ庭つきというのはいいね。最近、農業にはまって、農作業に出かけたり、狭いバルコニーでトマトと枝豆を育てているのですが、土と触れ、水をやり、草をぬき、日々成長をみつめていると、とても心が落ち着くのです。

 

 そこから派生して、私も専用庭付の中古マンションが欲しいな欲しいなと思っていたところ 先を越されてしまった。 くやしい!

 

 専用庭といっても、犬が駆け回れるくらいの広いのから坪庭程度まであり、専用庭があるから値段もべらぼーに高いかというと、日照がとれなかったり、庭の向こうが壁っということもあって、それなり価格のように思います。

 

 神様 どーぞ 私にも野菜や花が息づくおうちが降ってきますように♪

 

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2013年7月10日 (水)

スノーデンさんはどうやって南米に行くか

 朝から暑くてぼーっ日経を読んで思ったこと。CIAの元職員のスノーデンさんはいまだにロシアの空港に滞在中らしい。いつまでもいるわけにはいかないから、どこかに移動しないといけないのすが、これが難しい。最終地は南米らしいのですが、モスクワから南米にどうやっていくのか。通常の民間航空機のルートだとだめらしい。どこかの国の領空を通過するから、その国に圧力をかけて強制着陸させられる可能性がある。

 いまや世界的大スターですから、アメリカは絶対につかまえたいけど、ロシアも威信にかけて絶対にきちっと南米に送り届けたい。

 

 記事を読むと 特別機を飛ばして極東ルートで太平洋をつききって南米に行くという方法もあるらしい。

 他に何があるか? 飛行機で行くということにして、船で移動はありえるか? 北極経由でうまいこと移動することは可能か? 007リビングデイライツのようにパイプラインの中を通って安全な国にいき、そこからヘリコプターで移動、そして、、、となるか

 

 たぶん、みんなの注意を惹きつけといて、意表をつく戦略をとると思う。フル回転で頭脳を絞ってプランニングしている人たちがいるんだろうけど ほんとうの経路は後でいいから教えてほしいな。どーせ007あたりが映画化するだろうけど。

 

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2013年7月 8日 (月)

留学中の孫への財産の贈与と資産の運用益

 教育資金の一括贈与の非課税がありますが、あの規定は、日本にいる子供や孫じゃなきゃダメという規定では全然ありません。海外に留学中の孫だって可能です。

 海外に長期間留学中の日本人の孫に日本に住んでいるおじいさんが財産を贈与した場合はどうなるか。

 原則は、贈与税課税になる。平成25年の改正で日本に住んでいる人が外国に住んでいる人に財産を贈与したらなんかんでも日本で贈与税がかかるとなったけど、実は、それ以前でも日本に住んでいる人の扶養親族に財産を贈与した場合はなんでもかんでも贈与税がかかるとなってた。

 いずれにせよも孫には日本の贈与税がかかるのが原則。でも、教育資金の一括贈与の非課税の適用を受けたら贈与税は非課税となる。また、教育費や生活費をその都度贈与した場合も非課税となる。

 では、孫がもらった外国債について利子収入があった。利子収入についても日本で何らかの課税があるのか? 利子収入は所得税課税となり、所得税の世界では、1年以上の期間、外国で留学した場合は転勤と同様に日本の非居住者とされ、外国が源泉の所得、この場合、外国債の利子は日本では課税されない。

 外国に留学した子や孫の課税関係は贈与税(相続税)と所得税では異なるのだよね。

 

 ここらへんは、教育資金の一括贈与非課税制度完全ガイドでもちょこっと書いてます。

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2013年7月 4日 (木)

 日本企業をもっとほめて!

 たまには、こんな話題も書きます。 先月G8で グローバル企業の節税を封じ込めるんだ宣言がなされたようですが、本日は、それに関連しまして

 

 グローバル企業は、いっぱい儲けているのに税金はちょびっとしか払っていない。

そりゃ、税金はキャッシュアウトですから、少ないにこしたことはない。

 企業は、儲けてなんば、稼いだカネを再投資し続けて生き抜く存在ですから。

 

 税金を安くするためなら 行ったこともない税金が安いだけの国に会社作って資産移します。

 

 Googleが実際に払っている税金は 100ドルの稼ぎに対して19ドルくらいらしい。

Googleは、アメリカの会社で、普通に稼いでいると100ドルの稼ぎに対する税金は40ドルくらいなんだって。

 

 アメリカは実は世界的に見たら法人税率が高い方。その次に高いくらいなのが我が日本で、東京本社の大企業の場合はだいたい38%

 

 じゃ、世界に冠たる日本企業が実際に納めた税金はどのくらいか。(直近20133月期の連結ベース)

 

 トヨタ    39.3%

 三菱商事   33.7%

 ソフトバンク 44.15%

こんな感じで全世界ベースでみても30%~40% いずれにせよも日本の法定実効税率のまわりをうろちょろしている 19%の税率なんてことは絶対にない。

 

 日本企業ってお上にやさしい。頭のいい人たちがいっぱいいるから、やろうと思ったら欧米を凌駕するような節税も可能なのかもしれないけど、なんかどこかで、不思議な良識がその行動をとどめている。欧米は個人主義というか、頼れるものは自分しかない。国だって敵と思ってるところがあるかもしれない。

 

 これだけ利益から税金を取られた残りを投資に回してるということは、欧米企業よりも財務的に厳しい状況にもかかわらず、なじゃかんじゃといいながらグローバルで戦っている。これってすごいことだと思う。もっと日本人は自分の国の企業を評価した方がいいね。

 

 

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2013年7月 2日 (火)

外国信託を使った贈与税の節税事件

これは、税の世界では結構有名な事案の裁判の話。(本日は、ちょっと長文です)

どんな事案か? 日本に住んでいるおじいさんが、米国籍を取得させた生まれたばかりの孫を受益者として、米国で信託した。おじいさんは日本の外資系銀行から500万ドルをスイスのその銀行の支店に移して米国債を買った。その米国債を信託財産として米国に送った。信託の受託者は米国債のうち440万ドルを使って生命保険契約をした。被保険者は、孫の父、つまり、おじいさんの息子で日本人。受取人は受託者。契約では、一応、孫の教育資金等のために使う。ただ、その孫以外の孫やひ孫やらを受益者とすることも可能。

このスキームのみそは、日米で贈与税がかからないこと。

日本では、当時、外国居住の外国籍の人に外国の財産を贈与した場合は、贈与税がかからなかった。孫は米国居住の米国籍で、米国国債を信託財産とした信託受益権の受益者だから 贈与税かからないんだよね。理論的には。

米国では、撤回不能信託といって、信託の設定をやめたできないやつは、信託設定時に贈与税課税されちゃう。米国と日本の決定的違いは、贈与税を払う人が贈与した人。でもって、日本に住んでいる日本人が米国国債を贈与した場合は、贈与税がかからない。なぜなら、米国国債は無体財産で、無体財産を米国人以外の米国非居住者のような人が贈与した場合は非課税となるから。

こんなおいしいことがあるからこのスキームは実行された。

でもって、お上が見つけて怒って贈与税を払えといってきて裁判沙汰となった。

 

じゃ結果は、 一審  納税者の勝ち

なんで? 信託の課税というのは、贈与じゃないけど、贈与とみなして課税するグループのメンバーでしょ。他のみなし課税のメンバーは利益を実際に受けた時に贈与税をかけてるでしょ。だったら、信託だってそーすべき。この信託は、孫が受益者というけど、信託設定時にほんとうにお金もらえるか、いくらもらえるかよくわからないじゃない。そんな状況で贈与税をかけるのっておかしいでしょ。という理屈。

 

で、お上が怒って控訴した。

 

そんでもって 二審は  お上の勝ち

なんで?

信託設定時に受益者がいたの? 

信託の課税はね、受益者がいたら、実際にお金をもらわなくても信託設定時に課税するってルールなのよ。第2次世界大戦前に、もらった時に課税するというルールに改正したけど、終戦後、米国と同様に贈与者に贈与税課税にすると改正したときに、信託設定時課税に戻して、そのまんまだしね。

これって生命保険信託? 

生命保険信託じゃないよ。生命保険信託はがちがちに生命保険と信託契約がくっついたようなものじゃないとだめなの。 おじいさんが生命保険契約をせよと受託者に指示できるものだったらよかったけど、指示できるのは息子で、おじいさんの意向に従わないといけなかったからおじいさんの指示があったものと同様なんて屁理屈はとおらないよ。だっておじいさんの意向に従わなかったからって法律違反にならないでしょ。だから生命保険信託にならない。(注 生命保険信託になったら、信託設定時課税じゃなくお金が入ってきたとき時課税となる)

孫は、贈与時に日本に住んでいない人ってほんと?

 

孫はね。生まれたときから信託設定時まではほとんど米国に滞在してたから日本にいなかったの。贈与税課税の判定は贈与時でしょ。贈与後にどこに住もーとおーきなお世話だ。

じゃかましい。生まれたばかりの孫がどこに住んでいるかはね、孫の実態ではなくその孫の親がどこに住んでいるかで判断すべき。だって、一人で何にもできないでしょ。

節税目的で米国にいてたんでしょ。仕事だって米国でたいしたことしてなかったし。親の棲家はどうみたって日本だと思うから、孫の棲家も日本だ! 

他にも論点があるけど、高裁は、納税者のぼろ負け

 

最高裁はどうなるか?

どうも風のうわさでは上告するらしい。門前払いの可能性もあるけど、もし争うとしたらたぶん 孫の住所が日本にあるか否か。

 

高裁で日本に住所があると判定したのは、親の住所が日本だから、乳飲み子の住所も日本にあるという判断。

もし、孫が日本国籍だったら通達で、日本に住んでいる人の扶養親族は日本に住所があったようなものとルールされているからそうなのかもしれないけど あくまでも本事案の当事者は米国籍の孫。条文をどこまで読んでも乳飲み子の住所は親の住所とイコールとは書いてないんですよね。

 

武富士の例もありわかっちゃいるけど、法律で決めてない場合は、となるかもしれない。それとも乳飲み子の住所は親の住所とイコールと解するとなるのか?

 

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