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2013年9月29日 (日)

遠距離 空家は疲れる

 先週は、神戸―大阪12日ででかけました。大阪のマンションが今年、大規模修繕の年にぶちあたり、バルコニーにある植木鉢を全部中にいれて、網戸を外すという作業を9月末までにしないといけないらしい。ついでに神戸の実家のマンションの雑排水管の年一検査立ち合いもあったから。

 

 不動産、といっても私の場合は古いマンションですが、マンションは鍵ひとつで管理ができ、管理コストも持家よりはかからないのがメリットなのですが、集団で管理がなされるので、日程も決めたものの中で行われ、持主は粛々と従わないとまずい。空家が近くにあったなら、なにげに作業をこなせばいいのですが、500キロ離れるとそうはいかない。東京でも仕事の予定が入っているので、それを上手に寄せて、関西行き。

 

 神戸の雑排水管の点検は必ず立ち会わなければならないものではないのですが、実は、8月の末の神戸の豪雨でバルコニーにある排水管が詰まって水があふれだし、それを処理するために、業者の人が下の階からはしごで上がって除去するという「事件」があって、ちょっと神経質になっていたので今回は立ち合いました。

 

排水口をふさいでいたのは「金のなる木」という植物の一種。金のなる木を排水口に残すんだったら、ざくざくお金を残しといてくれよ!といいたいのですが まあ人生そんなもん。

 

 植木鉢をどける作業とか立ち会いとかなんて、誰でもできるものですが、空家の場合は所有者にかかってきます。管理人さんは部屋の中に入れないルールになってますし。ほとほと疲れるのですが、持ち続ける限り、こういう細かい作業で東京と関西を往復することになり、資産の保有の仕方を再考せざるを得ないのかなと。きっと、次に大事件が起こったらぶち切れて「sell」でしょうけど。

 

 なお、大規模修繕はこれから佳境に入り、年内に2日間、部屋に居続けなければならないようです。玄関のドアの塗装を3度塗り?して、乾くまでドアを開けないといけないから。仕事や他の日程をにらみ、ゴミだしの日程(自転車とか捨てないとまずいのでね)をにらみ適切な2日間を選定しましたが、ほんとうに実行できるか不安。

 

 居住場所から離れてた場所に空家を持っている人もそれなりにいると思うのですが、同じようなことできっと悩んでいるんでしょうね。

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2013年9月23日 (月)

半沢直樹 頭取の判断は適切か

 半沢直樹の最終回 打ち上げの飲み会が昨夜はあったのですが、半沢直樹の最終回だからということでわがまま切り上げをして、ぴたっと帰宅。

 

 昨夜の山場は取締役会のバトルだったのかもしれないけど、最終回で際立ったのが頭取の人事判断。

 

 半沢と敵対した悪代官で、銀行利益も与えたが大損も与えた大和田常務は、取締役として残留

 

 120億の貸付を回収し、金融庁検査も処理した銀行にとってはMVPのはずの半沢は出向。

 

 なぜ、大和田常務を残留させたか。 誰かのセリフで、彼を出向させるのは簡単だが、そんなことをしてもまた、大和田2号、3号が登場して派閥争いだ、なんだとおかしな問題がおこる。それだったら、問題も多いが、業績も残し、立派なバンカー?である彼に超寛大な措置をとり残留させたらどうなるか。もはや彼は頭取に反旗を翻すことはなく、従順な奴隷?になるでしょう。そうすれば彼の出身母体の行員の人たちも上司に従う。よって、頭取の政権は安定化に資する。

 

 なぜ、半沢を飛ばしたか。彼は非常に優秀で業績をずば抜けて出した。しかし、私怨のある大和田常務をとことん、プライドをぼろぼろにするまで粉砕した。優秀だけど敵をとことん追いつめる人を組織においておくとどうなるのか。組織は人の集まりで、いろんな利害が絡み合っている人たちの力を一つの方向にもっていて動かしていかないと成果はだせない。そんなところに自分はこうだ!これが正義だ!といってギャーッとやってしまう人がいるとあっという間に壊れてしまう。特に日本の組織は、一人の天才ではなく、多数の人が角突き合わせて話し合って動かしていくものですから、やはり、彼は退出が妥当という判断は非常に正解だと思う。

 

 私の周りにも巡り合わせて非常に優秀な人がいろいろいらっしゃいましたが、超優秀な人は、結局、組織に残れてない。つくづく思うのは議論で常勝の人たちは、最終的には勝負で負けてる。理屈ですべてが解決できるわけないのにどうして闘争本能をむき出しにしゃしゃりでるんだろう♪

 

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2013年9月19日 (木)

がんばれ! 中村うさぎ!

 大浪費家で、作家、エッセイストの中村うさぎさんが一時心肺停止状態になっているらしい。

 

 私の大阪時代、彼女の破天荒な生き方にあこがれて、彼女の本を買いあさりました。ゴクドー君も、ショッピングの女王もございます。

 

 ただ、どんどん彼女の破天荒がエスカレートして、整形したり、ホスト通いしたり、、風俗で働いたり(薄い記憶なので間違っているかもしれません)で 売らんかなのあざとさを感じて、上京してからは引いてしまいました。

 

 でも、心肺停止と聞くと、頑張ってほしいと本当に思う。 もし、ここでこのお金を使ったら破たん、即死だなと常に思い悩み、石橋を叩いてぶち壊すような人生行路となってしまった信託大好きおばちゃん。これからも日々の細かいお金使いに廉価版の頭脳を酷使するような人生行路が予想されるんだよね。そんな私からみたらまばゆいばかりの同世代の個人プレーヤー。生まれ変わってもああーはなれないけど、バーチャルの世界では豪邸、プライベートジェットのわ・た・し。松田聖子もがんばってるし、うさぎさんも生還して、病気なんて吹き飛ばして、ばあさんになってもガンガンかましてほしい!

 

 

 

 

 

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2013年9月17日 (火)

新しい家族信託

 またまた、本ネタ。 これは、公証人でふつうの人向けの家族信託について相談が日本でひょっとしたら3本の指に入るくらいに集まっている人が書いた本です。

 

 書かれたのは蒲田の公証人の遠藤英嗣さん。

 

 家族信託の定義は難しいのですが、家族の資産管理や承継のために、家族間で信託しましょうというようなものなのかなあ。

 

 学者の先生が書かれる信託法の切り口や、証券化ビジネスを専門にやってる弁護士の先生の見た信託法という宇宙とはさすがに違う。

 

 受託者は、信託銀行が前提じゃないので、誰にすればいいのか、弁護士はどうか、一般社団はどうか、問題点はどうか、後見人と信託というようなベタな信託にかかわっている実務家には知りたい論点が家族信託に携わっている人の視点から書かれています。

 

 この著書の特徴は、いろんな意味で使えるけど、みんなおっかなびっくりな自己信託(自分の財産を自分で信託する。そうすると自分の財産から遊離する)についてかなり書かれ、かつ、公証人の強みをいかした自己信託の証書の事例なども書かれていることだと思います。

 

 この書籍が書かれるきっかけとなったのは、おそらく昨年の春に開かれた司法書士さんの信託のシンポジウムの後の打ち上げの宴席で、遠藤さんが構想を打ち明けられたことからだと思います。だって、私、至近距離での目撃者ですから。ただ、あの構想が1年半でこんな形まで昇華するのは、やはり、遠藤さんの実力ですよねえ。

 

 

 

 

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2013年9月12日 (木)

海外相続ガイドブック

 きんざいさんから発行されたのが上記本です。著者は、三菱UFJ信託の三輪さん、並木さん、米国弁護士の鈴木さん、日米弁護士の中田さん。

 

 海外と書いていますが、ぱらぱらと読むと「ほとんど米国相続」が的確じゃないかなと。

 

 その道のエキスパートの実務の知恵のほとばしりを感じます。

 

 私は、この辺の知識の充足中ですが、いくつか自分の中であれっと思った点を23

 

  アメリカではリビングトラストが非常にポピュラーなんですが、日本で流行っていないのはなぜか? 

 これは、私もそうかなと。過去にちょっと関与した事例で、日本の税制上の受益者のポジションよくわからないから答えをだせなかったものがあります。一番よくわからないのが収益受益権と元本受益権に分けた信託ですが、おそらく米国では、設定時課税なんだろうけど、日本では、設定時に元本受益者も課税されるのか、最後に課税されるのかよくわからない。別の書籍では、(特殊の事例に限定してなのかもしれませんが)元本受益者は帰属権利者だから終了時課税というのを読んだので、それが一般的なものなのかなと?

でこの著書を読んだのですが、そこらへんは答えが見受けられなかったですが、それが現実的なのかなと。

 

  日本の不動産について、米国で遺産税の申告をする場合、類書で、日本の相続税評価額は使えない、鑑定評価だというようなものがあったので、これは大変と思ってこの本を拝見したら、日本の相続税の評価は日本の時価と書いてあるので やってみないとわからないのものなのかなあ。

 

  夫婦共有の不動産の課税について

 この著書で、 米国では、どちらかが米国市民ではない夫婦による共有名義の不動産の場合は、特例により購入時点での贈与とはならず、売却時点で拠出元である配偶者に売却金が戻らない場合は贈与とみなされます。これは初めて知りました。

 

 アメリカでは、アメリカ人夫婦間の贈与や相続は、非課税のはずで、例外的に、配偶者が米国市民の場合は税額軽減が適用できると考えるため、例えば、日本人の夫が、自分の資金で米国人の妻に米国不動産(ジョイントテナンシー)を設定した場合は、素直に非課税と思ったのですが、これは違うということなのでしょうか。

 

 なんかマニアックなことをつらつら書きましたが、本が到着して2時間くらいの間にこれくらいのことが想像できるくらいの面白い本なのです。

 

 

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2013年9月10日 (火)

Let me assure you the situation is under control.

私は状況が制御下にあることを保証しましょう​​。

                                           (Google 翻訳)

 

PM Abeさん 全世界の人が忘れないからね

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2013年9月 8日 (日)

決まっちゃった東京オリンピック

 こわごわ朝5時過ぎにインターネットを見たら東京五輪決定 わーっとうれしくなってさっそくテレビをつける。

 

 昨日まで、汚染水問題でたぶんオリンピックはだめだろうと思ってたので、意外だった。

 

 日本って 面白い国で、必ず勝てるとみんなが思い込んでいるもの[スポーツでもなんでも]は、こけてしまうことが多い。逆に誰も勝てるなんて予想もしていなかったもの(たとえば女子のワールドカップサッカー)は頂点を極めたりする。今回も、多くの人があきらめてましたから。

 

 後付けでインターネットをたどると、東京がなるには必然があったらしいけど、

 

 オリンピックが決まるとどうなるか? 東京(特に山手線の内側と湾岸)の大再開発がぎゃーっとはじまる。

 

 お金がそこだけにぶわーっと集まる。人もお金めがけてワーッと集まって猛烈に進化する。日本のGNPの半分くらいが山手線の中で生み出されるなんて異常事態になりかねない。

 

 それが日本の最大のリスクになるんだけど、はしゃいでいる安倍さんにはその対応は無理。ここからのかじ取りをできる政治家がいないのが日本の絶望的なリスク

 

 

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2013年9月 3日 (火)

公益信託の法律改正要望

 今年の4月に公益法人協会が公益信託に関する法制、税制の改正整備の要望をだしてました。

http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/non-profit/2013/04/post_174.html

 

 公益法人の制度改革も今年の11月までが移行期間でひと段落なのでしょうが、おっとどっこい積み残しがあるのですよね。それが公益信託。こういうものが実は日本にはあるんです。以前から。ただ、あんまし使われていない。特定公益信託というものもあるのだけどこれも同じ。

 

 大金持ちにとってどんなに財産築いても、あの世にもっていけないし、相続といっても日本は税金が高くて、いつか、財産は縮小均衡する。それだったら、自分で財団を作って寄付すればいいというのですが 公益財団を一から作ろうとしたら、どんだけ大変(要するに時間とカネがかかる)か。しかも、財団は永続性が前提だから運営も大変。最初は潤沢な資金があるのだろうけど、オーナーの死後、財産が枯渇したらどうするの?となる。

 

 財団を作る気力も財力もないけど、公益のために財産を遺し、ついでに名前もちょっとだけ残しといてという人のためには公益信託っていうのはフィットするんじゃないか。

 

 で、つらつらと要綱案を読んだのですが、面白いのが受託者を誰にするのか、たぶん、前提は大信託銀行なんでしょうけど、「民間公益活動を主目的とする公益法人等社会的に信頼性の高い法人が自らの事業特性を生かしつつ、公益信託事業の遂行にあたることは、今後の公益信託制度のより良き発展の必要と考える」だそうです。実現するには、いろいろ、いろいろ、いろいろ、ありそうですが。

 

 組織運営では、委託者(金主)は、信託管理人(未来の受益者の利益を守り、受託者チェックする人)にはなれないけど、運営委員(これ、理事みたいなもんかなあ)にはなれる。稲盛財団の理事長が稲盛さんのようなものが可能。

 

 独自のネーミングのペイアウトルールっていうのがある。 公益法人には収支相償というルールがありますが、ペイアウトルールは、信託収益のうち80%以上を信託費用として支出することが見込まれるものであることなんて書かれてます。この支出は、儲かった事業年度に使い切れというものではなく、将来の支出に備えることも可能というもの。

 

 あと、公益信託の税制、今の公益信託の税制って、整理されきれてないし、信託税制との絡みで矛盾にふたをして、昔からの税制をかぶせているところがあるから、これを整理して、使い勝手の良いものにする必要があります。

 

 ということで、たぶん、信託大好きおばちゃんの今後の展開に、公益信託の改正が大きな影響を与えるような気がします。私の予感は、ばしっと当たりますから。 黒崎主任検査官じゃないですが、運命って信じる? あたしは信じるわ。ということで、関係者の皆様 よろしくね。

 

 

 

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2013年9月 2日 (月)

パテントボックス

 日経の1面にTaxウォーズ攻防最前線という連載がありますが、今日の記事にパテントボックスという話があります。これは、日本では会社の法人税を計算するときは 所得に税率を乗じて計算する。特定の項目については、税金計算の際に利益に足したり、引いたりしますけど、基本はひとくくり。

 

 パテントボックスは、条文をみているわけではないですが、所得のうち、知的財産に関連する所得 特許収入、ロイヤリティもか?については区分してかなり低い税率にするからみんな来てねということ。

 

 税金は会社にとっては、強制的に徴収される多額のキャッシュアウトですから、減らした方がいい。知的財産なんて目に見えないものですから、移動も自由。だったら、税金の安い国に持って行った方がずっと会社としてはメリットがあります。国はおかしいと主張しますが、企業は儲けて何ぼ、儲けたお金を再投資して何ぼで存在していますから。国も有害な税の競争といいながら、税収確保のためにはいい会社に来てほしいので結局飴玉を企業に渡す。よって、いくらグローバル会議を開いても、みんな虎視眈眈と抜け穴を作って自分のところだけ得しようと考えてるからうまくいかない。

 

 日本も遅ればせながらパテントボックスの調査に乗り出したけど日本で可能か。日本の技術を守るためには望ましい制度でしょうけど、優遇税制の範囲はどこまでなのかというのも重要。 だって、知的財産なんて、目に見えませんから、これが凄い価値があるのですなんていったらなんでもなっちゃう。おそらく、日本では、精密機械のような厳格なルールを作ってやるのでしょうけど、やりすぎると、もっとゆるい国に日本の知的財産が移転しかねない。よその国の動向(出し抜き)を読み切って、絶妙のさじ加減が必要なんだけど、これができるか。できなくても、日本企業はいい人が多いから、文句言いながらも日本にいてるのでしょうけどね。

 

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