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2014年10月30日 (木)

住所の判断 (平成25年5月30日判決)

 所得税を考える基本のきで、どの所得に対して所得税を納める義務のある人かということをまず決める必要があります。

 

 日本では大きく居住者、非居住者に分け、居住者は非永住者とそれ以外に分けられる。

ポイントで日本に住所があるかどうかというのがありますが、この住所の考えは、税法で特に定めていないから民法の概念をお借りしますが、これがファジーでわかりにくいところもあります。

 

 有名な武富士事件も争点になりましたが、今朝読んだのが平成25年5月30日判決の事案。

 

 上場会社の代取が居住者or 非居住者という争点が一つあって、結論は居住者、

 

 この人は、家族が外国に住んでいて、外国にもたくさん資産があり、外国と日本をいききしている状況。で、なぜ日本に住所があると判断したのか?

 

 判断基準としては その者の所在、職業、生計を一にする配偶者その他の親族の居所、資産の所在等客観的事実に基づき総合的判断

 

 判断のうち配偶者等の居所は外国、 資産の所在も外国の方が多い。

 

でも、年末年始を外国に住民登録を移す(住民税逃れか?)ことはあるけど住民登録していた期間が長い。

 日本の居住場所(途中で取壊しにより移転)家財道具一式移転 常用的住居を失うことになったため、取壊しに先立ち、新たな常用的住居を取得したものとみることができるから旧家屋も現家屋も生活の本拠だ! そーいうもんかな?

日本の上場会社の代取で実質仕切っているから、日本国内に生活の本拠を置き居住することが不可欠。 上場のための臨時的というけど、その後の滞在期間をみるとそーともいえない。それに給料だって、米国の会社からもらっている給料より日本の上場会社からもらっている給料の方がずーっと多い。ここらへんが重要ポイント

 

資産の額がもしかしたら米国の方が多いかもしれないけどだからといって日本に生活の本拠があるという事実を覆すには至らない。

いくつかの判断基準の全部を満たさないと住所が日本にあるとは判断されないのではなく、めりはりをつけて、この件の場合は、職業、立場の必然性から日本に生活の本拠をおかないとやっていけない状況にあると判断されたから日本に住所があるので居住者だ!となったと思います。

 

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2014年10月29日 (水)

消えた法人税法138条4号以下

 平成26年の国際課税(PE)の税制改正をちょっと追っかけしています。今回は法人の方でした、いまでもPE課税の条文があるのですが、いまの法人税では法人税法138条で法人の国内源泉所得の範囲を定めて 法人税法141条でPEがあるかないか、PEの種類によって日本で法人課税する国内源泉所得を定めてるというくくりになってます。

 138条の中には、たとえば、利子所得(4)やら配当所得(5)も列挙してます。

 

 ところが、改正138条は改正の手引きによると次の6つにまとめられています。

恒久的施設帰属所得

国内にある資産の運用・保有による所得

国内にある資産の譲渡による所得

人的役務提供事業の対価

国内不動産等の貸付対価

その他その源泉が国内にある所得

 

つまり、利子や配当が消えている。

もしPEがある外国法人で、利子配当がPEに帰属しているなら恒久的帰属所得の中に放り込むのだと思いますが、PEのない法人の場合、利子や配当はどうなるの?その他その源泉が国内にある所得になるの? その源泉が国内にある所得にも含まれてない。

いまでも、PEのない法人の利子や配当は源泉分離課税で終了だし、この方法は変わらないと思うけど、でも条文が消えると気持ち悪い。 これを実は今年の5月ころPEの勉強会の発表があって疑問点としてペンディングしておりました。

 

 その回答が改正税法の手引きに掲載されていまして

旧法人税法138条第4号から第11号までに掲げる利子、配当等の国内源泉所得については、帰属主義の考え方に基づき恒久的施設に帰属しない限り所得税の源泉徴収のみで我が国の課税関係を完結させることになったため、法人税法における国内源泉所得から削除しました。

 

 なあんだそーだったのか という話。

 

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2014年10月28日 (火)

なんで、非永住者の定義が変わったのだろう?

 所得税を納める義務のある人っていうのは実は3つのカテゴリーにわけられてます。

大きく分けると、居住者と非居住者なんだけど、居住者の中が、非永住者と非永住者以外の者に分かれてる。どうして違うの? 日本でおさめる所得税の範囲が違うから。

なんで非永住者なんて作ったの?これはね。第2次世界大戦で日本が米国に負けて、多くの米国人が来日した場合の日本での税金を納めなくてもいいようにしたかったからが発端だったはず。だって、米国人は日本人と違って、世界中のどこの国にいっても生涯、所得税の申告納税をしないといけないから、日本でも何でも課税ねとすると大変でしょ。

 

 この非永住者の定義が改正で変わった。

 

 非永住者: 第161条(国内源泉所得)に規定する国内源泉所得(以下この条において「国内源泉所得」という。)及びこれ以外の所得で国内において支払われ、又は国外から送金されたもの

  ↓

非永住者: 第95条第1項(外国税額控除)に規定する国外源泉所得(以下この号において「国外源泉所得」という。)以外の所得及び国外源泉所得で国内において支払われ、又は国外から送金されたもの

 

 定義づけで 現行税制は 国内源泉所得を主役にしているけど 改正税制は 国外源泉所得を主役にしている。

 

 なぜ? 現行税制では国外源泉所得というのは、国内源泉所得以外の所得というように定めているけど、改正税制で国外源泉所得を外国税額控除のところで明確化させてるからね。

 

国内事業所得が総合主義から帰属主義に変更になったことにより、外国法人でも国外の所得に日本に課税される仕組みになった。そうすると2重課税になるから外国法人でも外国税額控除で調整できるようになった。帰属主義は外国法人の専売特許じゃなくて、国内法人が外国に支店進出した場合の所得も同様になるから、その時の計算のために改正していて、それを引っ張ってきたのだろうと思う。

 

明確化したとかなんとかいってるけど、お上のことだから国内源泉所得を主役にして条文を作った場合と国外源泉所得を主役にして条文を作った場合の日本での税金の取り分を考えてどっちが得なのかと計算したのかもしれない。ただ、どこが違うのか、私自身はいまだ詰め切れていないのだけど。

 

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2014年10月26日 (日)

赤坂新坂

 上京して8年、最初にポンと白金に出会い、絶対にもたないだろうという98%以上の世間様の予想を裏切っていまも居座っていますが、最近、自分が頻繁に出かけている場所(仕事もあれば、それ以外の用事もある)へのアクセスが一番いい駅はどこだろーかとヤフーの路線情報を調べてエクセルに入力して いろんなパターンを考え、かつ、将来的な変動の予想も入れて考えた結果、ベスト・アクセス駅は白金高輪では全然なく、なんと、青山1丁目!

 

 なんで、青山1丁目がベストなのか? ここはですね銀座線、半蔵門線、大江戸線が停まる駅だからなんです。銀座線[半蔵門線とはいわないところがみそ]に乗っていけば渋谷一本、半蔵門線に乗れば大手町一本、大江戸線に乗れば大門(浜松町)一本でいけますねえ。

 

 スーパーマーケットは近くにまいばすけっとがあるらしい、10分も歩けば秋から春にかけて週末は必ず訪れるミッドタウンのプレッセも歩いて10分くらい。たしかミッドタウンは駐輪場がありますから、自転車で買い物にいけますし、大金持ちならリッツカールトンのフィットネスの会員にもなれる♪

 

 近くの病院はホテルみたいな山王病院。お産は有名らしい。

 

 青山1丁目あたりで有名な場所というと東宮御所でしょね。カナダ大使館にカンボジア大使館あるみたい。

 

 で、この辺の住宅地はどこかなと思って調べたら赤坂8丁目が住宅地らしいので、本日探索!(行くのは自由ですから) 赤坂8丁目の住宅街は青山1丁目の駅から5分くらいで到着しますが、オフィスがぱっと消えて、年季の入った高級マンションぽいのだらけ。つまり、戸建てがほとんどないのかな。値段を調べると

 

7,700万円 76㎡ 築17年 (ただし借地権)

1300万円 85㎡ 築15年 (ちょっと囲まれ感はあるかな)

14,800万円 99㎡ 築24年!!(ただ今大規模修繕中)

 

 という感じで ギャー高いとみなさん思うでしょ。それなりの築年数で坪300万円オーバーですから。ただ、最近の六本木1丁目界隈を筆頭に異様な暴騰感を感じている私としては、割と落ち着いた感じかなと。

 

 青山1丁目は、今後の都心の発展から少しトーンダウンしている地区でして、将来的に大発展はまず考えられないですが、青山1丁目の駅価値、駅近場所、ミッドタウンのプレッセが普段使いできるし、物価がどーだこーだというなら生協の宅配(それでも高いけど)で賄えばなんとかなります。中古といってもいまどきのマンション築50年くらいは持ちますですし、2,000年前後のマンションは、現在のマンションよりも名作が多く、しっかり作られているところもありますから、目だたないゆえに価値と値段がそんなにかけ離れていないほどほど感のある場所なのかもねという印象♪

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2014年10月24日 (金)

PEの種類と課税範囲

平成26年の税制改正でPE課税の大きな改正があって、それに付随して、ベーシックな部分(誰の何に税金をかけるのか)も改正があり、本当は重要なんだけど、あんまし話題になってないです。

いろいろな事情で、以前からこつこつ勉強していますが、今回みたのは、PEの種類と所得の範囲。

PEpermanent establishment)というと、支店がメジャーですが、実は支店の他のカテゴリーとして1年超の建設作業場や、一定の代理人もある。

今の税制(租税条約じゃないよ)では、日本に支店がある場合は、日本に源泉のある所得は、たとえ、その支店と関係ない国内源泉の利子や配当も支店でまとめて総合課税してねとなってる。

 ただ、建設作業や一定の代理人については、現行税制についても利子や配当は、国内事業とリンクしている場合は総合課税だけど、リンクしていない場合は源泉分離課税でOKとなってる。

 

これが、今回の改正でまず、PEの種類にかかわらず統一した課税のしくみになる。恒久的施設帰属所得と、そうじゃない所得がうじゃうじゃうじゃ。 たとえば、配当所得の場合、そうじゃない所得群に入るけど、PEとリンクしているやつは、そうじゃない所得群ではなく恒久的施設帰属所得の方に含まれていくとされる。

 

租税条約を絡めれば、いままでやっていた実務がようやっと条文化されたということか。

 

 

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2014年10月22日 (水)

海外移住に対する課税の強化

 本日の日経にどんと載ってます。海外移住 税逃れ防止 富裕層の株含み益に課税 政府・与党検討

 

 これはね 日本の個人課税は金持ちに厳しい 所得税も相続税も贈与税も高税率。究極の節税対策は 日本の非居住者(所得税ベース)、日本の制限納税義務者(相続税、贈与税ベース)になるしかないんですね。そんなこと無理と思っている人は、庶民と日本で働かないとカネが稼げない可哀想な人たちであって、所得の源泉を自分の汗から資産所得、上前ハネラーに転換させた人たちは、とっととでていってまっせ。で、これはいかんいかんとお上が考えたわけ

 

 記事によると1億円超の金融資産を持てる人が、外国に移住するような場合は、出国時に含み益について税金を払ってねという仕組みに変えるらしい。だって、日本の会社の株をもってて日本で売却したら、キャピタルゲインに所得税と住民税がかかるけど、外国に移住してから売却した場合は、原則、非課税だから。ここで注意してほしいのは原則ということは例外が必ずあること。 日経の記事では、シンガポールや香港に移住してから株売却した税金がかからないと書いているけど、オーナーが移住して、移住後に売却(節税目的たらたらだよーん)したような場合は、国内法でも課税(所得税だけ)という仕組みで、国内法よりエライ租税条約でも日本での課税権を認めちゃっていますからね、だからいまでも課税されてます。 ちゃんと税金とってるんだろーね。

 

 たぶん、紙面の向こうの人たちの狙いは、オーナーの持株売却が目的ではなく、資産運用の一環として上場株式なーんかを広く浅くもってるような人が売却した場合を前提にしてるんだろうね。

 

 ただ、海外転勤の場合は、いずれもどってくるから、このような場合は、定番の納税猶予(どんだけ書類作らされるんだ!!!)になるらしい。でも、移住する意思がなく出国して、結果的に移住した場合もありますし、悪いやつは考えますからね。出国って何?

 

 お上作成の改正税法の定義をみてると最新号(平成26年版)出国の定義が若干改正されてますがこれはあんまし関係ないか。

 

 せっかく、書籍作って、 上記あたりのパートについてもしっかり書いたつもりなのに、またもや改正。 はああああああ。 平成27年の税制改正大綱に入れるらしいけど、実施はしばらくあとでしょうね。 じゃないと、追いかけていく私も大変ですから。ふーーーーー。

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2014年10月20日 (月)

高齢社会の税務

 先週、病院に行ったときに、膨大な待ち時間をつぶすための本は何にしようかとちょっと悩んで、ぱっと持って行ったのが『高齢社会の税務』まあ、身体の節々にがたがきて、自分自身の高齢化を考えざるをえない今日この頃、このタイトルは目をひき、でも、なんでこんな発想で税務の書籍がいままで作られていなかったのかと不思議に思い。。

 

 これは、関西エリアの税理士、鹿田良美さんを筆頭に4名の方が書かれています。以前紹介した『税理士春香の民法講座』と著者がかぶっているところがあります。自分自身、今年、本の編集に係わった経験からすると、1冊でも結構膨大なエネルギーを使い、へとへとになるのに2冊も同時期に作れるなんて、凄いパワーがあるんですね。ま、切れ者の鹿田さんですから、ぱしっつ、ぱしっつと論点をつめて、さーーっと作ったのかもしれませんが。

 

 本は、高齢化という観点から、事業からの引退、セカンドライフ、相続準備、相続の3つにくくり、それぞれに係わる事象について、法人税やら所得税、相続税、贈与税などがどのように課せられていくのかを、わかりやすく書いています。頭の整理に役立ちます。

 

でも、セカンドライフで なんで、離婚と税金が4つも項目立てて書いてるの? 熟年離婚が多いといっても、セカンドライフの項目13のうちの4だから30%もシェアするのは セカンドライフですから、他にもいろいろありまっせ。

 

 面白かったのは税理士事務所に営業権はないか?

年取った税理士が事務所の顧客とか職員とかを他の税理士に渡しておカネをもらった場合、このおカネは譲渡所得かという論点があります。 税理士の資格は一身専属権だから営業権にはなじまないから営業譲渡による対価としての譲渡所得ではなく、顧問先のあっせんの対価である雑所得らしい。じゃ、税理士法人が合併した場合の貸借差額は何? それ、営業権じゃないの?えっつ違うの? じゃ何よ? となるけどどうなんだろうねと

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2014年10月15日 (水)

親亡き後と老後に備えた福祉型信託

 信託フォーラムVol2が発刊されました。私も寄稿していますが、この雑誌、これからユーザーを増やそう考えた場合は、既存の信託業界よりも家族信託(民事信託)やりたい人たちをターゲットにお役立ちの情報、これをみれば私だって信託が作れる!という方向の方がいいかなと。そのためのコンテンツとして役立つものとしてVO2からいくつか紹介しますが、今日はタイトル通り親亡き老後に備えた福祉型信託 社会福祉士の海老原さんがお書きです。

 

 どういうスキーム 賃貸アパートをもっている人(おばあちゃん)がいて、その人には子供や孫がいる。孫は障害をかかえていて、親が死んだら生活のめんどうどうなるの? 孫が死んだら相続人がいなくなるから財産は国にいってしまうけど、それちょっと納得できない。

 

 遺言といっても、次の次の財産の帰属者を決めることができるかどうかはファジーなところがあるし、孫に成年後見をつけたとしても、その人はFor 孫で考えて動くから、親やばあの意思を尊重してくれるとは限らない。孫の死後、ちゃんと納得のいくところ[福祉団体]に寄付してくれるかどうか。。。

 

 で、これについて いわゆる受益者連続型信託を設計しています。最初がばあ、次が子供、それから孫、孫が死んだら福祉団体へ寄付という設計。それぞれの受益者はアパートからの賃料収入を享受。 たぶん 信託終了時に残余財産を受け取る予定の福祉団体は残余財産受益者ではなく、帰属権利者という設計にしていると思う。

 

 信託期間は30年で 10年延長できるとした。 たしかに信託法91条では30年縛りがあるけど、たしか30年経過時点の受益者の次の受益者がいてるときは、その次の受益者の生きている期間は有効と読めるはずで、へたしたら1世紀くらいの持続が可能なはずだから、数値目標にしない方がいいようにも思えるけど、ま、いいか。

 

 受託者は誰? このケースは一般社団法人を作ってます。個人にすると、その人が死んだら、ぼけたらどうするの?という問題もありますし、長期戦必至ですから。

 

 一般社団法人は簡単に作れますし、親族を理事にし、理事が年取って動けなくなったら、別の親族を理事に入れることも可能で、その間も一般社団は受託者業務を何事もなかったように続けることができますから。  信託監督人としてこのケースでは司法書士の方をいれてます。また、孫が成年になったら、成年後見人が孫の受益者代理人となることを予定しています。

 

 ま、親亡き後のわかりやすいスキームかなと。

 

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2014年10月12日 (日)

G線上のアリア at ARK HILLS

土曜日、ちょっといい天気で、どこに行こうかな?と思って、久々に六本木1丁目あたりに出かけました。六本木1丁目は南北線上にあります。 白金高輪、麻布十番、溜池山王、永田町に囲まれていますが、これらの駅は2線以上の地下鉄が乗り入れていますが、ここは南北線オンリー。

 

駅と直結で泉ガーデンタワーがあり、泉ガーデンタワーのエスカレーターを上って、尾根沿いにでると、高級マンション群、スウェーデン大使館、スペイン大使館に、まもなく改築予定のホテルオークラ、その向こうにケネディさんが住んでるアメリカ大使館という まあ、なんともいえん場所です。ふらふらふらーっと歩いて、ちょっと小道にそれていくと桜坂があります。まあ、桜の季節は綺麗らしい。竹中施工の三井のマンションが建築中でした。ちょうど、アークヒルズやANAコンチネンタルホテルに近いところ。いま、このあたりの中古マンションの値段が暴騰しているから、凄い値付けになるんでしょうね。交通アクセスが良く(溜池山王が最寄駅)、ANAとオークラを普段使いできるから、利便性重視で住居を考えるなら億超えでもニーズはあるかもね。

 

桜坂からふらふらとアークヒルズに入っていくと、なんかヴァイオリンの音が聞こえます。なんだなんだとぐんぐん階段をおりていくと、カラヤン広場あたりで、ドレス着ている綺麗なおねえさんがヴァイオリンのコンサートをしているようです。この日は2回公演をしていて、ちょうど1回目の公演が終わるころでした。よし。昼飯はヴァイオリンを聴きながらにしよう! ということで、成城石井で酒を買い、福嶋屋でおにぎりとコールスローを買ってカラヤン広場に戻り、テーブルとイスを確保。

 

青空と高層ビルを眺め、日本酒を飲んで、たらこ入りおにぎりを食い、豊かな音色で奏でるG線上のアリアを聴く。誰でも知ってる落ち着いた滑らかな旋律。心に響く馥郁たる贅沢感。心の海が静かに揺れる。思いがけず、生涯最高のG線上のアリアを体感。

 

 

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2014年10月 3日 (金)

 白金の服部ハウス 305億円!

 日経の記事(103日)にセイコー創業者の邸宅跡地をシンガポールの会社が305億円!!!で買収したらしい 敷地約16,800㎡ だから  180万円/㎡ 坪単価で約600万円!!!

 ちなみにこの敷地が面している道路の路線価は、100万円/㎡  路線価が時価の8割として、べらぼーではないけど ちょっと高いかな。

 

 ここは、全国ブランド白金の中でも価値のある白金2丁目の坂上(坂下は便利だけど、普通) 昔、向田邦子さんが住んでいたところ。いまも邸宅がいくつかあり、表札をみると、名だたる大企業の創業者一族と思える苗字をいくつもみることができる マー特別の場所といったらそう。 そのなかでもひときわ立地抜群なのがこのセイコー創業者跡地の場所。 現在はセイコーエプソンの持ち株会社が持ってます。だだーっと年季の入った長~い塀が延々と続きます。邸宅は外からも垣間見ることができますが、日本国憲法を起草したのがここ!という歴史的な場所です。信託大好きおばちゃんが、東大医科研で600円ランチをたまに食いに行きますが、その道すがらこの豪邸を眺めさせていただいております。とにかく木がいっぱい生えていて、それがでかいの。お屋敷には誰も住んでないでしょう。離れみたいなのがあって、管理人さんのような人が住んでいるみたい。

 

 ここにシンガポールの投資家が305億円もつっこんで、高級マンションを建てるようですが、ここら辺は タワーマンションは建てられませんから 高さの制限があります。最高級マンションのように坪1,000万円程度で売らないとペイされないと思います。最高地だから坪1,000万円でも買う人はいますが、305億円を回収できるくらい買い手があらわれるかは???  また、外人向けの賃貸マンション(家賃100万円から200万円)くらいも作ると思います。競合は六本木ヒルズやミッドタウンのリッツカールトンレジデンスかなと。立地は外国人好みだと思いますが、ここら辺は、ホーマット(外人用賃貸マンション)がいくつかありますが、麻布と比較すると外人数が少ない。なぜなら大使館が非常に少ないから。だから現状では借り手がいるかという不安がありますが、微かな期待としては、東京や日本が威信をかけて開発する品川からは直線距離的には割と近い超高級住宅地であること。直線距離的と書いたのは、メトロを使うと三田線+浅草線を使って時間がちょっとかかる。歩いていくには坂のアップダウンがあってきつい。環状4号線?が白金から品川まで貫通すると車でのアクセスはよくなるのですが、未知数の部分が多い。

 

 ということで、開発しても、誰が住むの? 本当に大丈夫?という不安はかなりありますが白金2丁目は、あと、坂下の都営住宅の跡地(伊達藩下屋敷後)もいま更地で残っていて、ここの再開発を近隣住民はかたずをのんで見守っている昨今、坂下と坂上で高級住宅地群ができたら、さらなるバリューアップか。日本人には住めない特別の場所になるのか。都心の過疎地となるのか

 

 

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2014年10月 2日 (木)

国家戦略特区に当選確実な地域 はずれそうな区域

 昨日(101日)の日経の1面トップに「東京、外資誘致で再生」という記事があって国家戦略特区を作って、いろいろな規制緩和をして外資系企業を誘致しようと考えているらしい。

 

選ばれたのは

大手町、日比谷、六本木、品川駅周辺、横浜駅周辺、八重洲、虎の門・愛宕・麻布、竹芝、有明、羽田空港

大手のデベロッパーとリンクしているのが特徴

大手町 三菱、三井もある  八重洲 三井 東京不動産、六本木や虎の門界隈 森ビル 品川駅 JR東日本 有明 住不。。。。。 横浜は選ばれてるけど、千葉県はどこも選ばれてないね。成田空港の近くになんか作ればいいのに。

 

で、ぱっとみて気付いたのは、以前、どこかの戦略区として、渋谷や新宿が含まれていたはずだけど、これが外れている。渋谷や新宿は 郊外に住んでいる日本人にとっては、必要不可欠な大ターミナル駅だけど、羽田や成田からやってくる外人さんにとっては、通過する必要がない場所。

 

まあ、上京して8年目の私は、都心、城南よりに住んでいた結果、池袋に8年間で行ったのは2回(1度はデパートでメガネを買うため、もう一度は落語の独演会を聞きに行くため)というように、どんな立派なターミナル駅でも行く必然性がないと行かない。

 

選ばれし11か所でそれでも残るのはどこか?  誰でも残ると思うのは大手町 それからリニアや山手線の新駅ができて羽田に近い品川地域 +α  ただ 品川の開発が成功するかどうかはJR東日本のメンテナンス能力に尽きると思う。ええかげんにすると、いまの品川駅港南口側のさ・む・い状況が拡大するだけ。

 

気になるのが、六本木地区 アクセスが便利じゃない。古い日比谷線と、とにかく駅が深い大江戸線だけ。羽田から品川まで京急に乗って、品川から六本木ヒルズ行のバスにのってビジネスマンが来るわけない。それから虎の門地域 虎の門ヒルズができて、ホテルオークラや虎の門病院の建替えがあるといっても、ここも外人目線でのアクセスはそんなによくない。みんながみんなアメリカ大使館や官邸、官公庁に出向くわけではないし。 森ビル、森トラストの外資重視のビジネスモデルが環境の変化でうまくいかなくなる可能性もかなりある。まあ、日本の他の地域よりは来るとは思うけど。。。

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