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2016年1月11日 (月)

Q&A 税務調査 税務判断に役立つ 裁判・審査請求読本

 書籍の紹介が続きます。これは、税理士の佐藤善恵さんの最新作です。彼女は、国税不服審判所の民間採用されたというキャリアの方で、この書籍はこの体験に裏打ちされたものです。

 

 はじめにに書かれますように税理士は仕訳で物事を考え、弁護士は法律で物事を考えます。これは私も同じ。三つ子の魂100まで。しかし、税務調査のトラブルが現場で解決できなければ国政不服審判所→裁判所となり、ここでは法律ワールドで解決していくことになります。裁判までもつれこむことはないからいいやと思われるかもしれませんが、税務調査の現場でもリーガルマインドで処理をする方向性となっており、税務調査のフロントにたつ税理士も従来通りの思考ではうまくさばけないかもしれません。

 

 この書籍は、税の世界の法的な思考方法 法的三段論法を事例をいれて説明しています。

 次に彼女の審判所の経験から、争点整理表というものを紹介しています。これは、国税が使っているものという紹介だけでなく、当局サイドがこのような表を使って自分たちに有利な情報をベースに理屈を積み重ねているならば、納税者サイドも同様に争点整理表を作り、状況の「見える化」をして、自分たちの弱いところは、自分たちに有利な情報を積み上げて補強し、相手の弱いところは、それを上手に攻撃して矛を収めてもらいましょうということが言いたいことかな。

 

 これからの税務調査というのは、おやじの飯でも食っての政治決着ではなく、大人の洗練された知的ゲームに進化するのです。みなさんそのプレーヤーですから、上手に情報を積み重ねて、チェックメートしちゃいましょうということを語っている一冊です。

 

 

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