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2017年2月27日 (月)

借用概念をめぐる学説を検証する

 これはT&Amasterにおいて今年になってから連載された昔条文書いてた朝長税理士のインタビュー記事です。以前も同じようなことを書いていらっしゃいましたがそのインタビュー編

ボリュームが非常にあるのですが、結局言いたいのは次のようなことかなと。

 

 税法でキーワードのような言葉がいっぱいちりばめていますが、それいったい何ということを税法において定義していないような場合は、借用概念といって他の法律での定義をひっぱってきて何?を考えます。

 

 この借用概念をどうとらえるかには3つ説がありまして

 統一説 私法(民法が主役)と同じ定義で考える。法的安定性重視。

 目的適合説 借用概念とされるキーワードを含めた税法の条文の中でキーワードはどういうものかなって考える。

 独立説: なんでもかんでも税法独自の考えで解釈する。

 

 日本では、統一説が主流。 朝長さんは目的適合説。

 

 統一説は、租税法の大家 金子教授ご推奨。 目的適合説を使った場合、法的安定性と予想可能性がそこなわれる危険性があるから。

 

 それに対する朝長さんの反論。 税法解釈における法的安定性は、税法を超えたところで語るべきではなく、税法の分野において語るべき。税法の解釈は通達等で示すべきであって、他の法の用語と同じ解釈をもちこんで解釈すべきではないということ。

 

 この考えが法人税法の条文の読みにくさを創り出したんでしょうね。ボリュームが非常にありますが、朝長さんの芯がみえる(この方のキャラは鉄板ですな)ようなところもあり面白いですね。

 

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2017年2月23日 (木)

式根島

 月曜日から3日間 式根島というところにお仕事で出かけました。毎年、やっている伊豆諸島の確定申告お手伝いツアーです。

 

 式根島というのは、大島より遠く三宅島より近い場所にあります。アクセスとしては、昔は船オンリーでしたが、いまは調布空港からのプロペラ機(新島)+船(新島~式根島)でいくことができます。

 ちょうど大風の月曜日の出発で、条件付きで飛行(もし着陸ができなさそうだったら戻る)でした。やはりというか、ものすごく揺れました。上空は30分くらいでしたが、ときどきお尻がすとんとおちる感じ。やばいなとおもったら横のおじいさん先生がダウン。。そして着陸時も思いっきり揺れてなんとか着陸。村の親切な係長さん(女性)の引率であいさつして、しばし島内視察 で、その次が船での移動なのですが、客船がドックに入ったということで代替の漁船で移動。波が強烈な高さで 昔の東映の映画のオープニング状態だったのでやばいなーと思ったところ 予想はぴしゃっとあたり、強烈な波のアップダウンに身をゆだねての移動。島についたときは物凄い仕事をしたあとのようなへとへと感でいっぱい。おじいさん先生はとどめ刺された状態で、マグロになっちゃった。

 

 仕事はいつもの確定申告のお手伝いですが、事前にしっかりした準備ができている状態でしたので、非常にスムーズ。神様が、移動の苦労をご覧になって、恵みをお与えになったのかもしれません。

 

 仕事が終わると宿でごろん。会場の隣ですから楽です。夕食後にどこか二次会に行こうとしてもそんな場所がない島ですから、6時から夕食で8時に終了、就寝という子供のようなスケジュール。ただ、風がものすごくうるさくてねられんかった。

 

 火曜日もサクサクとお仕事。4時に終了ですが、船便も飛行機も当日はないからもう一泊。水曜日も移動までの間、いくつかの島のスポットを視察。

 

気づいたこと。地方のお役人さんの仕事って、ほんと大変。ツアーコンダクター状態。仕事の手配、宿の手配、食事の手配、アイドルタイムの視察の手配と案内。帰りの交通手段を変更したいという特別な方のための予約やキャンセルの手配。。。 ほんと、全身気働きのような方じゃないと勤まらないお仕事。

 

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2017年2月19日 (日)

永田町散歩

 今日は寒いけど 空はぴーかん なので、いつものミッドタウンまでお散歩を永田町界隈まで延伸。

 

 永田町で住めるか?という命題を考える。これが今回のミッション。 永田町は千代田区で港区の隣です。ご存知政治の町。溜池山王から交差点を超えると、右側に官邸 休日は機動隊がいっぱい。 左側にはキャピトル東急。安倍さんがよく飯食ってるところ。そりゃ隣だものね。

 

 そして、今回の新たな発見 キャピトル東急と 森ビルのビルの間に新しいビルが建つ! 誰が建てるの? APAホテルらしい。 あのAPAホテル! あーいうはっきりした姿勢は敵もしっかり作りますが、味方もしっかり作るのでしょうね。誰かが支持しないと、さすがに永田町の超一等地には建築できません。それから左折。 有名なパレロワイヤルなた町(政治家の事務所が多いマンション)を眺め日比谷高校をながめ いったん大きな通りにでる。 そこにでかいプルデンシャル生命のビル。 何が入ってるのかなと思ったけど、自動ドアは開かず。 それからまた坂道を上ると装甲車ぽいのが1台。丘の上はちょっとでかいメキシコ大使館に議長公邸。 そして、またマンション建築中。ここに住めるか? 休日は、右翼か左翼がわーわー静かな空間を切り裂いている。そして、またもやいっぱい機動隊。 「あのー この道歩けますか?」「いけますけど、人がいっぱいですよ(わーわー拡声器の音)」「永田町(メトロの駅)にいきたいのですけど」「じゃ、こっちの道まっすぐ歩いて、あそこを左折してください 自民党の本部のところにメトロの入り口ありますから」

 

 そんな永田町に住めるか?  コンビニは遠いし、もちろんスーパーなんかないし、休日は、機動隊がいっぱい、拡声器のじゃかましい音が鳴り響く町。 とてもじゃないがです。

 

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2017年2月16日 (木)

金正男さん やっぱ人生勝つか死ぬか

 昨日は、金正男さんの派手な暗殺報道の追っかけを楽しんでいました。わたしは、韓国映画「シュリ」の大ファンで、DVDをもっていてたまに見てるのですが、あのドラマで裏切り者の科学者を女スパイの人がパンと叩いて、殺すのをみてましたが、あれとほとんどかわらない空港での鮮やかな暗殺! 司令塔は やはり あのひとか。

 

 で、私は常日頃、このブログで人生は勝か死ぬかと書いてきましたが、まさに彼らの人生は、これ。後継者争いで負けたら、戦争で負けたら、トップには死しか選べない。だって、生かすと、いつか寝首かかれますから。だから、ばしっとけじめをつける。だけど、弟がトップになってから5年も生きていたということは、いままでは、生きる必然性があったということか。

 

 人生、勝つか死ぬか やはり、そう思って、緊張していきていかなければ、昨日と同じ今日がないように、今日と同じ明日はない。

 

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2017年2月 8日 (水)

この文章をどう読むの? 非永住者の税制改正大綱

 税制改正の大綱が毎年、公表されこれに基づいて税制が改正されるのですが、今年は小粒でつまらないです。

 

で、ふっと読んで気づいたのが、所得税の納税義務者の改正で非永住者の改正

所得税の納税義務者は居住者と非居住者に分かれ 居住者は非永住者と非永住者以外に分かれ、課税関係が異なります。今は 非永住者は日本人はなれません。だからあまり目立たないのだけど、この改正の大綱の文章が次のとおり。

 

 非永住者の課税所得の範囲から、所得税法に規定する有価証券(過去10年以内において非永住者であった期間内に取得したもの(平成29年4月1日以後に取得したものに限る。)を除く。)で次に掲げるものの譲渡により生ずる所得(国内において支払われ、又は国外から送金されたものを除く。)を除外する。

 

 この文章を解読すると 非永住者の課税所得の範囲から 一定の譲渡所得を除く。

この譲渡所得はざっくりいうと外国の証券取引所で売却したようなもの。だけど、その売却代金が国内で支払われたり、国外から送金されたものは課税しますよ。

 

 これは後分のほうで 先の方は

( )の中に(  )があるから 中かっこから考えると 平成2941日以後取得した有価証券で 売却時から振り返って10年以内の非永住者期間であった有価証券は除くとしているから、それ以外の有価証券を外国で売って売却益を外国においておいたら税金かけないということなのか。日本語解読が難しくてよくわからない。

 

 で、なぜこんなわけのわからないことになったのか。非永住者の所得の範囲が下記のように微妙に変わったことが原因か?

 

以前は、

二 非永住者 第161条(国内源泉所得)に規定する国内源泉所得(以下この条において「国内源泉所得」という。)及びこれ以外の所得で国内において支払われ、又は国外から送金されたもの

 

今は

二 非永住者 第95条第1項(外国税

額控除)に規定する国外源泉所得(以下この号において「国外源泉所得」という。)以外の所得及び国外源泉所得で国内において支払われ、又は国外から送金されたもの

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