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2017年2月27日 (月)

借用概念をめぐる学説を検証する

 これはT&Amasterにおいて今年になってから連載された昔条文書いてた朝長税理士のインタビュー記事です。以前も同じようなことを書いていらっしゃいましたがそのインタビュー編

ボリュームが非常にあるのですが、結局言いたいのは次のようなことかなと。

 

 税法でキーワードのような言葉がいっぱいちりばめていますが、それいったい何ということを税法において定義していないような場合は、借用概念といって他の法律での定義をひっぱってきて何?を考えます。

 

 この借用概念をどうとらえるかには3つ説がありまして

 統一説 私法(民法が主役)と同じ定義で考える。法的安定性重視。

 目的適合説 借用概念とされるキーワードを含めた税法の条文の中でキーワードはどういうものかなって考える。

 独立説: なんでもかんでも税法独自の考えで解釈する。

 

 日本では、統一説が主流。 朝長さんは目的適合説。

 

 統一説は、租税法の大家 金子教授ご推奨。 目的適合説を使った場合、法的安定性と予想可能性がそこなわれる危険性があるから。

 

 それに対する朝長さんの反論。 税法解釈における法的安定性は、税法を超えたところで語るべきではなく、税法の分野において語るべき。税法の解釈は通達等で示すべきであって、他の法の用語と同じ解釈をもちこんで解釈すべきではないということ。

 

 この考えが法人税法の条文の読みにくさを創り出したんでしょうね。ボリュームが非常にありますが、朝長さんの芯がみえる(この方のキャラは鉄板ですな)ようなところもあり面白いですね。

 

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コメント

昔、こんなテーマで本を出したなあ(^^)

今はこのテーマは書けない。

投稿: 通りすがりの人 | 2017年3月 5日 (日) 16時55分

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