« 著者が語る「事例でわかる税理士のための民事信託」その4 | トップページ | 4社4寺詣り »

2020年3月19日 (木)

著者が語る「事例でわかる税理士のための民事信託」その5

 6章のことばかり書いてきましたが、この著書の特徴としては、物語のようなつくりになっていて、登場人物 太郎さん一家と山田税理士が独り言をいったり、家族で話し合ったりします。

 登場人物たちが会話する場面は2つあります。

 一つは、税理士が太郎さんの家族に信託のプレゼンテーションをする場面で、もう一つは、信託が終了した後に、残された太郎さんの2人の娘がバトルする場面です。

それぞれの登場人物の個性が際立つようなおしゃべりを展開します。ここまではっきりした個性の人間は、実際にはレアなのでしょうが、モデルとなった人は、複数以上います。さすがに脳内だけではひねりだせないです。

 税理士試験に合格したのが、平成2年ですから合格してから今年で30年くらい。単に税理士資格のある人にすぎないのですが、さすがに30年の月日で、税理士という資格のあるおかげで多様な人と出会い、その人の表と裏をみつめ、でも、結局はお金の問題を中心に物事はぐるぐる回るんだなってしみじみと思います。結局のところ、お金の支配から逃れて生きていける人っていうのはいない。大金持ちだって大金持ちゆえにお金に支配され、貧乏人は当然にお金に支配され、そこそこが一番いいのでしょうけど、そこそこをキープするってとっても難しい。

 つづく

|

« 著者が語る「事例でわかる税理士のための民事信託」その4 | トップページ | 4社4寺詣り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 著者が語る「事例でわかる税理士のための民事信託」その4 | トップページ | 4社4寺詣り »