著者が語る「事例でわかる税理士のための民事信託」その7
さて、久々に著者が語るシリーズです。今日の東京はどんより。ちょっと肌寒いです。
信託の肝って何? これは 受託者としての適正な人がいるかにつきます。受託者のお仕事は委託者の財産を自分の名義で預かって、委託者の希望に沿って財産を運用して、受益者に分配することです。
それはわかっているのですが、これって成年後見人にも通ずるのですが、自分の名義になるということは、自分の自由にできちゃうわけですね。だから猫糞リスクはあるわけなのです。
猫糞リスクを避けるためには、信託監督人とか受益者代理人とかつけることはできますが、彼らができるのはあとで見つけること、現場をとりおさえることなんてまずできやしません。
猫糞をどう食い止めるか? あるのかもしれないけど、完璧な方法ってないですよね。最終的には、目の前に大金を積まれても心が揺れない人であることが受託者の条件だと思う。
それをどうやって見極めるか。テストするのかな?
やっぱ最後はえいやで 信じて託す。あんたにまかせるわって。あやうい。あやうい。でもそれが民事信託のあるがままの姿なんでしょうけど。。。
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