暮らしにかかわる法律と税金
最近、本がどんどん送られてきてます。なんかあるのでしょうか(笑)。
首記の書籍は 税理士の遠藤みちさんの最新版です。
遠藤さんは、御年86歳かな。凄いです。現在もバリバリの現役。私、遠藤さんの年まで生きてるか、たとえ生きていたとしても現役として書籍が作れるか? 体と頭と心とお金の徹底管理を継続的に行わないと無理じゃねと思ってます。
遠藤さんは全国女性税理士連盟の会長職も務められた方です。評価の高い「両性の平等をめぐる家族法・税・社会保障」という著作もあり、女性と税の関係については第一人者でしょうか。長年の知見の成果としての著作をベースに、誰でも気楽に読める書籍として作られたのが、このタイトルの書籍です。
見開き2ページで一項目。「結婚」、「離婚」、「家族や親子」、「相続」に関する法律と税金の両面の問題がわかりやすく説明されてます。
一つ紹介させていただくと「共働きの場合、住宅ローンはどのように組めばいい?」
1. 夫婦それぞれがローンを組む方法
2. 「連帯債務」として借り入れる方法
3. 「連帯保証」として借り入れる方法
住宅ローン控除という税額控除を夫婦が両方で受けるためには 1か2のチョイス 3は×
連帯債務か連帯保証か選択できる金融機関と各自がローンを組む以外は連帯保証のみという金融機関があり、住宅金融支援機構はどのような持分割合だろうと連帯債務
住宅ローンの組み合わせのポイントは、一方が仕事を辞める可能性があるかとか離婚や相続のときにどうなるかなどもチェックポイント。
あと借入の際につける団体生命保険は、連帯債務の場合は、主たる債務者1人のみ被保険者で、 その被保険者が死亡した場合は、妻の借金もちゃらになるらしい。
住宅金融支援機構の場合は、1.5倍の保険料を支払うことで、夫婦が被保険者になれるらしい。各自がローンを組んだ場合は、片方が死んだとしても残りの人の債務は残る
でもどの方法がよかったかは、死んでみないとわからない。金融機関を選ぶ際、今後の人生設計を考えてローンの組み方も選択しましょう。
参考になる方がいっぱいいらっしゃるかもしれませんね。
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コメント
3年ほど前網膜剥離で手術して以来、細かいものを読むのが億劫。
以前は専門書1冊は2時間程度で完読。4時間もあれば10個くらいの誤植やロジックの誤りを見つけられましたが、今では2日かけても読破すらできません。
還暦過ぎても今なお元気な信託おばちゃん、80さ過ぎても元気な遠藤先生。凄いなあ。
投稿: 通りすがりの人 | 2021年4月 7日 (水) 08時25分