2012年2月13日 (月)

順天堂大学の強さ

天皇陛下が心臓のバイパス手術を18日にも受けられるようですが、この手術を担当するのが東大と順天堂大のチームらしい。東大は、まあ、そうなんかなと納得するけど、順天堂はなぜ?と 素人は思ってしまいます。

 順天堂大学の医学部って、実は、いまでは、私大医学部の偏差値番付では、慶応医大につぐグループとなっているらしい。

 なぜ、こうなったのか。これは、学費を思いっきり値下げして優秀な学生を広く集めたことが原因のようです。 2002年度は学費総額が3,050万円であったのが、2012年度は2,080万円

 でも、偏差値があがったからといって、医学部の格があがるというものではないらしい。

格の判断指標の一つである世界中で引用された医学分野の英文論文数ランキングによると、やはり日本では、国立大学が強く、東大、阪大、京大、九大と続き、 慶応は8位、順天堂は19位。 

 それでは、順天堂は偏差値のみか。偏差値があがったのは最近のこと。論文ランキングをあげるためにはかなりの時間と優秀な医者の輩出が必要。

順天堂は心臓のバイパス手術の分野では傑出した業績があったから天皇にメスをいれる医師団になれたのだから、やはり、優れた医者を輩出するシステムが学費値下げ以前にできあがっていたのかもしれませんね。

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2011年9月 9日 (金)

小幡績さんの経済教室 富裕層向け輸出モデルに

 本日の、日経の経済教室は小幡慶応義塾大学准教授の「富裕層向け輸出モデル」です。

 これは、ようするに日本の超円高問題は短期的な問題ではたぶんないだろう。だから長期的な解決策として日本の産業を転換しないといけないよと。

 日本は中流階級が多い国だから、中流階級向けの製品を大量に作って輸出して儲けてきたけど、この分野は、円高の影響で今後は競争力が弱まるだろう。

 でも、日本には他の国にはまねできないないようなサービスや技術があるわけであり、これを売りに付加価値のある製品を作って儲ける方向に変える必要がある。付加価値があり高い金をだしても買う層は富裕層であり、どんな国にも富裕層はいてる。そんな人向けの製品をつくり続けるしくみをつくりましょう。

 ここまでは、どこにでも書いてある話。

 小幡さんは、そのために、地方で若年雇用を生み出す仕組みをつくりましょう。これから伸びる分野の技術サービスを提供できる人材育成のために大学院だけでなく高専を作り、語学教育も充実させましょう。地方のサプライチェーンを効率化させましょう。日本の金融資産を国債なんて非効率な分野の投資ではなく、新興国にまわしましょうなどです。

新興国の投資はリスクがありますが、よくよく考えると日本国債も実は、やばいかもしれない。

 あと、驚いた情報としては、日本の若年層のニート化が問題となっていますが、世界的に見ると、若年失業率が低いらしい。

中東の若年失業率は2050%、米欧各国でも2040%に達する。

まだ、まし。でも、未来はそんなに明るくない。早いうちに、手を打つ必要があるということか。

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2011年6月16日 (木)

ひつこい性格

今日は6月の16日、もうすぐ、国会会期切れなんだけど、延長するらしい。

以前、国会の会期延長を、あれだけ拒んで、手仕舞いしようとしていた菅さんが、いまじゃ、90日くらいの延長を要求している。 以前、あれだけ、国会の会期延長を要求していた野党の人たちは、延長はまかりならんと吼えている。

 不信任賛成だ反対だといって、反対ときめた与党の、それも菅さんを支えている人たちが、否決されたら、菅さん降ろしに狂奔している。

 どう考えても、リーダーとして有能じゃない菅さんなんだけど、周りのダッチロールの嵐の中で、意外と、したたかに持ちこたえているんですよね。

 360度、敵ばかりなのに、投げ出さない。小泉さん以降、最長の首相在任期間を日々、更新し続けていますが、これは、民草の支持というよりも、菅さんのひつこい性格。(ひつこいと普通に書きましたが、これは、どうも関西なまりらしいです。)

 このひつこさは、庶民出身の雑草の強さのようにも思えます。だって、エーとこ出身の安倍さん、福田さん、麻生さん、鳩山さんは、すぐ投げ出しちゃったし。

このひつこさは、実は、いまどきの日本人に欠けていて、これが今後日本人が生き残る為に必要な性質ではないか。そう思うと、菅さんって、偉大だと思うし、見習わなければと思う。中身がなくとも、最後はひつこさだけでも延命できるということを日々証明していますからね。

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2011年6月10日 (金)

キャピトル東急の水簾

 最近、永田町界隈を所用でうろうろしています。政治とは全く関係ありませんが。

昨日は、縁があり、キャピトル東急の水簾という日本料理屋さんで、懐石をいただいていました。

 キャピトル東急は、首相官邸の斜め前にあるホテルです。永田町のホテルはここだけですから、政治関係者がほっといてもいっぱいやってくるようなホテルです。耳を澄ますと、政治っぽい話も聞こえてきましたね。

 この水簾というお店、日刊紙には必ずでてくる首相官邸の記事、つまり、首相が誰とあったというようなことを分刻みで書いているやつに、1ヶ月に1回や2回は必ずでてきます。

 首相が常連?の料理屋。 なにせ、隣ですから。

 サービスの質は、さすがにいいですね。値段もそんなに馬鹿高くない。味は? 懐石は、見て楽しみ、食べて楽しみというようなものなので、こんなもんかなあ。

 このキャピトル東急のレストランの価値というのは、首相が常連にするように、政治家同士や、政治家と仲良くしたい人たちの飲み食いに便利ということだと思うのですが、私からみたら、政治とは、程遠い人に別の意味で価値があるのではないか。

つまり、上野動物園のパンダ見物みたいな価値。政治から程遠い人たちにとって、いまの政治のパフォーマンスというのは、そこらのお笑い番組の上をいくシュールさがある。自分たちの生活に直接影響がないならば(そんなことは絶対にないのですが)、適当に面白い非日常の世界。それが、こういう官邸の近くの首相ご用達のホテルのレストランにいくと、匂いだけでも体感できる。下手をすると、偉い人、その取り巻き、SPなんかに会える。テレビの向こう側が目の前に展開するかもしれないというわくわく感は、ミシュラン3星以上の価値がある。だって、永田町のしかも、このホテルくらいじゃないと素人には体験できないものだからね。

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2011年6月 8日 (水)

謄本から読み取る不動産の見えない価値

 仕事柄、昔から、不動産の謄本を数多く読んでいます。

謄本は、法務局に行くと、誰でも、手に入れることができます。以前は、謄本11,000円の手数料がとられたのですが、最近(41日かららしいですが)1700円に値下げしました。

謄本を読むと、対象となる不動産の歴史というものがみえてきます。

たとえば、新築の時に買ったのが誰で、いつ、売買されたのか、抵当権はどのくらいついているのか、差押になっていないか、

その不動産の上で事故がおこったことなどは、読み取れませんけど(これはインターネットで調べると、なんとなくわかります)、この謄本を読むと、吉を呼ぶ不動産か、凶を呼ぶ不動産か なんとなく読めてきます。

凶を呼ぶ不動産というのは、べたべたに抵当権が設定され、所有者がころころ変わりますね。こういう不動産には、人がどうすることもできない,負の連鎖というか、怨念みたいなものがついているようにみえる。

吉を呼ぶ不動産というのは、築年数が古いにもかかわらず、所有者があんまりかわらない。

抵当権もべたべたとはついていない。たとえ、差押になっても、いつの間にか取り消され、そのまま引き続いて所有者であり続けている。

たとえば、マンションで1軒だけ、謄本をとって、そこだけ所有者が変わらないのだったら、その所有者の人に財産的には不幸にならないような吉運が宿っていると思えるのですが、たとえば、あるマンションのワンフロア全部の謄本をとって、すべての部屋について、所有者の変動があんまりなく、べたべた抵当権もついていないようなものだったら、これは明らかに、その不動産に吉運が宿っているとしか思えない。

不動産というのは、人生に寄り添うものなので、めぐり合うなら吉運が宿っている物件を手に入れたいし、吉運に関する情報は、インターネットの不動産の売買や賃貸の情報サイトからは手に入りませんが、謄本からは、なんとなく手に入るような気がします。こういう目に見えない誰も教えてくれない情報というのが、実はとっても必要な情報。

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2011年4月14日 (木)

小学生のなりたい職業の1位を「農業」に!

 私も初めて知ったのですが、「The 法然」という雑誌があるようです。市販はされていません。浄土宗報恩明照会というところが発行していて、主たる読者は浄土宗系の学校の生徒さんだそうです。こういう世界もあるのですね。

 なぜ、このような雑誌の最新号をネットで注文して買ったかというと、タイトル「小学生のなりたい職業の1位を「農業」に!」という原稿が掲載されていたから。

 なぜ、この原稿が読みたいと考えたかというと、私の写真が載っている可能性があると思ったから(笑)。

 昨年の秋、アークヒルズで開かれた農業ルーキーズの講座に参加していたのですが、講座においてアークヒルズで野菜を植えたり、国立の農家にお邪魔したりしたときに、この雑誌の着物を着た女性の編集長と外国人のカメラマンが取材していらっしゃいました。その成果がこの原稿です。

脇坂さんという農業コンシェルジェの方が、農業を広げる為にどのような活動をされているかというような原稿で、参加されていらっしゃる方々の自然な笑顔と色鮮やかな野菜であふれている写真が印象的です。

 東北大震災の影響で、関東、東北地方の農業が大変なことになり、この雑誌に載っている農家の方にも影響があるかもしれません。自分でできることをやればいいといわれても、単なる都心の消費者には、売っているのものを信じて買って食べるだけです。

 脇坂さん自体は、農家のご子息ではないようですが、「農家のこせがれネットワーク」というNPO法人を作られたり、農業教室を丸の内朝大学でもおやりのようです。

 農業をどうするかという重い問題の解決には国の力が必須ですが、脇坂さんのような方が立ち上がり、民間から動かすことが大事ではないかと。彼は1983年生まれ、まだ20代!なのです。いま、日本は終戦直後のような状況であり、こんなときは、通常では絶対にリーダーになれないような才能と覚悟のある人に大きな権限を与えて変革させた方がいい。もしかしたら、彼は、数年後、凄い仕事をしているかもしれません。

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2011年3月25日 (金)

都心3区の価値

計画停電が今年の夏はほぼ行われそうです。夏については、23区も対象となるようですが、例外があって、千代田区、港区、中央区ははずれるようです。

 なぜか? 首都機能の権化みたいなところですからね。ここを停電させると、国家がとまるからなんでしょう。なんとわれようとも停電させないということは、逆に考えると、都心3区を停電させるだけで、日本は壊れる可能性がある。変電所にゲリラが来ないようにセキュリティをこれまで以上に厳重にしとかないとまずかもしれませんね。

 国家だけでなく、企業も、もし停電になると、仕事が止まる。工場だけでなく、事務所であってもコンピューターが止まりとどうしようもない場合が多い。1日に3時間、停電するかもしれないなんてリスクを背負いながら、いままでと同じように仕事ができるなんて難しい。

 そうするとどうなるかというと、リスクのない場所に工場や事務所を移そうと考える。関西に移すという考えもあり、外資系企業では本社機能の一部を移転させているところもあるようですが、ドメスティック系は、なかなか移せない。逃げたと思われると、仕事がなくなる可能性もありますから。

 そうなると、都心3区、つまり、24時間、365日、電気が通じ、円滑に仕事ができるところに事務所を動かそうと考える人たちがでてくる。ただ、都心の家賃は高い。いい場所は途方もないコストがかかる。でも、中古のオフィス賃料をじっくりながめていると、意外と安いところもあります。だから、都心3区の中古のオフィスを探す人たちが増えてくるのではないか。そうなると、中古のオフィス賃料が上昇し、それにともない、都心3区の不動産の価値も上昇する。

 都心の高額なマンションは日本人の買い手がつかず、中国人投資家などが買っているということが話題になっていましたが、今回の震災で、当面中国人投資家は買い控えるのではないか。ただ、都心の高額なマンションの価値に対する日本人の見直しもあるのではないか。郊外の高級住宅地といえども、計画停電の対象になる可能性はありますが、こちらはないし、交通手段も混乱していない。スーパーもそろっていますし、最先端の設備を備えた病院もわんさかある。大使館がいっぱいあるから警官もいっぱいいて治安がいい。よって、都心3区のマンションや戸建の価値も暴落することは今後もない。

 今回の震災により、都心3区とそれ以外で、不動産の価値の差が広がる結果になるのではないか。やっぱり、最後までインフラが守られる地域で仕事をし、居住したいと思うし、不動産の価値に占めるそのようなニーズは、結構大きいのではないかあ。

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2011年2月 2日 (水)

激変! 日本のホテル

週刊ダイヤモンド2011.2.5は 1万人の選んだベストホテル100

ベストテンは

1.帝国ホテル

2.ザ・リッツカールトン大阪

3.リーガロイヤルホテル

4.シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

5.名古屋マリオットアソシアホテル

6.パンパシフィック横浜ベイホテル東急

7.横浜ロイヤルパークホテル

8.ANAインターコンチネンタルホテル東京

9.ホテル日航東京

10.       品川プリンスホテル

このうちおばちゃんが宿泊したところは10.の品川プリンスのみ 

帝国ホテルは、知人の主宰のお食事会でいっただけ 1回はなだ万だった。

リッツカールトンも食事会だけ リーガロイヤルは昔、お客さんに連れて行ってもらったこともある。こっちも、なだ万だったなあ。 名古屋のマリオットは昨年、おばちゃん税理士の会の総会ででかけただけ、ANAは、隣がアークヒルズだったので、ちょっと足を踏み入れただけ、 

トップの帝国ホテルは、昔、オークラとニューオータニと並んで御三家といわれていたのですが、オークラもニューオータニもベストテンからはずれているのに、ここだけがトップであり続けているというのは凄いです。

この特集では、なぜ、オークラがだめになったのかについても書かれています。

立地が悪く、老朽化し、客も高齢化し、新規開拓していないから。

ここ23ヶ月、ホテルオークラの本館に2度ほど出かけました。いずれも、六本木1丁目からてくてく歩いたのですが、丘の上で、ちょっと遠い感じ。近くにアメリカ大使館などはあるけど、アメリカ大使館に用のある人は限られているしね。確かに内装は古いし、宴会場も、わさわさとしていて、そこらのホテルと変わんない。

では、帝国ホテルは、なぜ、勝ち続けるのかというと、場所がいい。日比谷と内幸町の間の便利なところだしね。 それと、やっぱり顧客がいい。そして、いい顧客をつなぎとめ、拡大する営業努力をしている。 これは、ちらっと触れただけの信託大好きおばちゃんでも理解できました。

 オークラは、ホテルマン教育はしっかりしていて、定評があるから、超高級マンション(たとえば、ザ・ハウス 南麻布)のコンシェルジェ(高級管理人さん)に派遣して、それが、そのマンションの価値をあほみたいにつりあげているのも事実。

ホテルオークラというブランド価値がある限り、オークラで教育された人を、ホテル以外の事業で、そのような人を欲する場所に派遣する事業を拡大させることが、オークラのような企業の再生の一つになるような気もするけど どうなんだろう。

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2011年1月31日 (月)

成年後見人研修会のマイブーム

先週の木曜日と昨日の日曜日、成年後見人研修会に参加しました。先週の木曜日は東京税理士会のスキルアップ研修のようなもの、昨日は、某区の親族向け成年後見人研修。

 認知症と、加齢によるボケ?とは違う。認知症となった方に対して、どのように接したらいいのかが勉強になりました。「忘れている」ことを前提にして対応する。「さっき言ったでしょ」といっても忘れているのですよね。だから、「何度も言わせないで」なんて言っちゃあいけない。「はい、わかりました」といって安心してもらう方がGood。

 成年後見人については、税理士会でも親族向け研修でも、厳しくいわれたのは、被後見人のお金を後見人になると自由に使える状況になるけど、決して自分のためや孫のためなどに使ってはいけない。成年後見人の仕事は、被後見人の生活を守ることなので、被後見人の財産が欲しいというような邪まな考えが少しでもあるならば、絶対に成年後見人などになってはいけない。

 生まれながらの悪い人というのはあまりいないのですが、貧すれば鈍す。お金がないときに、目の前で大金をちらつかせられたら、ココロの留め金がはずれてしまう。これは、事例がたっぷりありますからね。

 でも、いくら、被後見人のお金に手をだしちゃいけないと研修をしても、これを食い止めるのは、至難のわざ。ココロは、絶えず変化し、闇は人にはみえませんから。

 いずれにしても、両研修は、盛況でした。成年後見人制度ができて10年あまりたちましたが、ようやっと、必要性が周知され、根付き始めたのかもしれません。日本にとっては、今後、必要な制度であることは間違いないですから。

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2011年1月27日 (木)

ETN

 またまた、新たな金融商品が発行可能となるらしい。

東京証券取引所がETN(上場投資証券)上場を解禁することで、投資家には投資の選択肢が広がる。ETNは現物資産の裏付けがなくてもよく、これまで流動性が極端に低く上場投資信託(ETF)では扱えなかった商品や指数も金融商品にできるためだ。(1面参照)

 必ずしも資産の裏付けがないため、ETNの価値は発行する金融機関自身が担保する。

ETFの場合は、指数連動型の商品だったら、その指数のベースになっている資産、たとえば、株が、証券の価値を裏打ちするものとして存在している。だけど、ETNには、それがない。

何かの時価に基づいて、価値が変動するような商品だけど、その価値のベースは、証券を発行する金融機関の信用。金融機関が責任をもって、代金はいくらになっても支払わないといけない。ということは、発行金融機関がつぶれてしまったら、たとえ、ETNの価値の基となる資産の価値が暴騰したとしても紙切れになる可能性あり。

発行するためには金融機関の審査を厳しくされるようですが、短期的な保有だったら買ってもいいけど、長期保有は、どうかなあ。

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